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Welcome to Yuzaki Lab
    慶應義塾大学医学部柚崎研(神経生理学)では「神経活動や環境の変化が、どのようにして記憶・学習を引き起こし、どのように神経回路網そのものを変化させるのか」というテーマに沿って研究を行っています。詳しくはこちら
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入澤記念若手賞受賞

1186047_733406173348320_2085377258_nこのたび掛川講師が入澤記念若手賞を受賞しました。おめでとう!入澤記念若手賞は心臓・循環およびイオンチャネル・トランスポーターに関連する領域で独創的・萌芽的な基礎研究を行っている日本生理学会の若手研究者を奨励することを 目的とした賞です。

posted on 03/17/2014 12:16 PM

うりずんが認定NPO法人に

重い障がいを抱えた 障がい児と家族を地域で支える「うりずん」が3月7日に特定非営利活動法人(認定NPO法人)として認められました。またうりずんの理事長である高橋昭彦先生が3月13日に第10回ヘルシーソサイエティ賞を受賞しました。おめでとうございます。支えてくださった皆様に感謝いたします。引き続きご寄付を含めてご支援をお願いいたします。柚崎はうりずんの理事としてお手伝いしています。

posted on 03/13/2014 12:08 PM

学術振興会特別研究員

鈴木邦道君、竹尾ゆかりさん、Tim Budisantoso君が学術振興会の特別研究員(PDと外国人研究員)に選出されました。おめでとう!

posted on 02/03/2014 11:45 AM

介在神経ープルキンエ細胞間の抑制性シナプスの形成と機能はCbln1が抑制する

一つの神経細胞に入力する興奮性シナプスと抑制性シナプスの形成と機能は相互に連動して制御されていると考えられていますがその実体はよく分かっていませ ん。この論文では小脳平行線維が分泌し、平行線維-プルキンエ細胞間の興奮性シナプスの形成と機能を強力に促進するCbln1が、介在神経ープルキンエ細 胞間の抑制性シナプスの形成と機能を抑制することを明らかにしました。この研究はEuropean Journal of Neuroscience誌に掲載されました。大学院生OBの石田さん(現在米国留学中)を中心とする仕事です。

posted on 02/03/2014 11:40 AM

「Neuronal function and dysfunction mediated by protein glycosylation」開催

In_front_of_Fukuzawa1慶應医学会例会・新学術領域・Brain Club共催でのミニシンポジウム「Neuronal function and dysfunction mediated by protein glycosylation」を1月8日に開催しました。米ファイザー・神経科学部門のMichael D. Ehlers博士、マグデブルグ大学/ドイツ神経変性疾患センターのAlexander Dityatev博士をお招きし、活発な討論が行われました。

 

posted on 02/03/2014 11:28 AM

神経機能回復の基礎過程としてのシナプス可塑性

リハビリ総合リハビリテーション2014年01月号 ( Vol.42 No.1)の「特集 脳科学の進歩-最近のトピックス」に幸田・柚崎の総説「神経機能回復の基礎過程としてのシナプス可塑性」が掲載されました。

posted on 01/30/2014 11:34 AM

記憶・学習の鍵-神経細胞におけるAMPA受容体の輸送メカニズムを解明

Microsoft PowerPoint - Cover art matsuda.pptxシナプス可塑性の1つである長期抑圧(LTD; Long-Term Depression)は、樹状突起におけるAMPA受容体の数が減少することによって、シナプスでの情報伝達の効率が長期的に低下する現象です。しかし どのようなメカニズムによってAMPA受容体の数が制御されるのかは良くわかっていません。このメカニズムの解明は脳機能の理解を深めるのみではなく、さ まざまな脳神経疾患の解明や治療法の開発に繋がることが期待されています。

細胞膜に存在する「膜タンパク質」は細胞内で合成された後に細胞膜(細胞表面) へと運ばれます。膜タンパク質は細胞外の情報を受け取り、細胞内に伝達する機能を果たします。例えばAMPA受容体はグルタミン酸と結合することによって 神経細胞を興奮させます。細胞表面に存在する膜タンパク質の量は、細胞内から細胞膜への輸送と、細胞膜から細胞内へ取り込む速度のバランスによって精密に 制御されています。この後者の過程は一般にAP-2あるいはAP-3Aアダプタータンパク質によって制御されます。しかしAMPA受容体の細胞内への輸送 がどのようにアダプタータンパク質によって制御されるのかはこれまで謎でした。

松田信爾講師は、この論文においてAMPA受容体と強固に結合するタンパク質である Stargazinが、神経活動の亢進に伴って脱リン酸化されるとAP-2およびAP-3Aに強く結合することを発見しました。その結果、AMPA受容体 -Stargazin複合体は細胞内へ効率よく取り込まれ、長期に渡って細胞表面のAMPA受容体の数が減少します。今回の研究により、これまで謎であっ た記憶・学習に直結するAMPA受容体の細胞内輸送機構が初めて明らかになりました。Nature Communicationsにオンライン掲載となりました。
Access the recommendation on F1000Prime

posted on 11/12/2013 9:07 PM

かなえ財団贈呈式

DSC_0321掛川渉講師が第42回かなえ医薬振興財団研究助成金を受賞しました。10月30日に贈呈式が行われました。

posted on 11/01/2013 11:28 AM

Cold Spring Harbor Asia Conferencesにて講演

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Cold Spring Harbor Asia Conferencesにて10月21-25日の間行われたシンポジウム「Development, Function and Disease of Neural Circuits」にて柚崎が招待講演を行いました。さらに10月26日に浙江大学でのミニシンポジウムにて講演を行いました。

posted on 10/26/2013 4:39 PM

デルタのない世界

デルタ2受容体を欠損したヒトの2家系の報告がNeurologyに掲載されました。私たちが以前にマウスの突然変異ho-15Jで報告したものと全く同じexon 2が欠失しています。ヒトではマウスと異なり小脳萎縮が進行性に進むことが特徴的です。デルタ2受容体遺伝子座は非常に変異が起きやすい部位として知られており、今後もデルタ2受容体を欠損する家系は見つかるものと考えられます。この研究は Harvard大学Ganesh Mochida先生と北海道大学渡辺研究室との共同研究です。

posted on 10/03/2013 7:12 PM

「脳の世紀」シンポジウムにて講演

脳の世紀21チラシ.indd有楽町朝日ホールにて2013年9月11日に行われた第21回脳の世紀シンポジウムにて柚崎が一般講演を行いました。当日は金澤先生の開会のご挨拶に引き続き、伊藤正男先生より特別講演が行われ、引き続き大阪大学武田雅俊先生、慶應大学柚崎、大阪大学田中先生、理研BSI黒田先生の順に講演が行われ、津本先生のご挨拶により閉会となりました。

 

posted on 09/15/2013 7:51 PM

日本生化学会シンポジウムにて講演

パシフィコ横浜にて9月11日から13日の間行われた第86回日本生化学会大会において、シンポジウム「細胞が持つリサイクルシステム研究の新展開 」にて、松田(信)講師が発表しました。また川内講師はシンポジウム「メンブレントラフィックの新局面:多様な細胞現象との連携による生理機能の制御」を主催し発表しました。

posted on 09/13/2013 9:41 PM