What’s New
第165回 Brain ClubをWPI-Bio2Qとの共催で2024年10月30日に行いました。講師としてValentin Nägerl博士(Director, Institute of Anatomy and Cell Biology at the Medical Center of the University of Göttingen)をお迎えしました。演題は「Super-resolution imaging of brain microanatomy」です。Nägerl博士はBordeaux大学にて、STED顕微鏡を用いてシナプス可塑性に伴うナノスケールレベルの構造変化をリアルタイムに解析してこられました。近年、細胞外スペースの超解像観察技術として、Super-resolution shadow imaging (SUSHI)を開発されました。今回は超解像度技術の技術的側面のお話しからSUSHIを応用した新しい研究について大変面白いお話をお聞きしました。WPI-Bio2Q HPでのNewsはこちらです。
posted on 10/31/2024 11:34 AM
第164回 Brain Clubには2024年8月1日に高橋直矢博士(IINS, University of Bordeaux)をお迎えしました。演題は「Cortical tactile sensory processing – insights from mouse whiskers」です。マウス一次感覚野をモデルにして、どのように触覚認知の閾値がTop downシグナルで制御されるのか、さらに道具使用がどのように触覚野にrepresentされるのかという大変面白いお話をお聞きしました。
posted on 08/01/2024 8:09 PM
福岡コンベンションセンターにて7月24日-27日の日程で開催された第47回日本神経科学大会(NEURO2024)にて、医学部4年生の清水真凜さんがジュニア研究者ポスター賞を受賞しました。おめでとう!!
posted on 07/29/2024 12:03 AM
「GluD受容体がリガンド作動性イオンチャネルとして働くことを示す証拠はない」という論文がProc Natl Acad Sci誌に掲載されました。
デルタ受容体(GluD1およびGluD2)は、イオンチャネル型グルタミン酸受容体ファミリーのメンバーであり、多くの神経発達障害や精神疾患において中心的な役割を果たしています。GluDは、イオンチャネル活性とは関連無く、分泌型シナプス形成分子であるCblnやニューレキシン(Nrxn)とシナプスを越えた三者複合体を形成することにより、シナプスの形成と成熟を制御します。一方、近年、GluD2がNrxn/Cbln/GluD2複合体を形成したときにのみ、D-セリンやグリシンに応答するイオンチャネルとして機能することが報告されました。今回、私たちは、異所性細胞や神経細胞においてD-セリンやグリシンによって誘発される電流には、GluDはイオンチャネルとして直接関与していないことを証明しました。この発見は、現在進行中のGluDの機能に関する議論に重要な貢献をするものです。Pierre Paoletti研との共同研究で、伊藤さんとLaura Piotが第一著者として仕事を進めました。
posted on 07/27/2024 5:31 PM
カイニン酸型グルタミン酸受容体(KAR)のシナプス形成機能についての論文がonlineとなりました。KARは、イオノトロピック作用やメタボトロピック作用を通じて、様々な精神神経疾患や神経疾患に関与しています。しかし、AMPA型やNMDA型グルタミン酸受容体と比較すると、KARの生物学的な性質は多くの点で未解明なままです。本研究では、KARが、イオンチャネルやメタボトロピック作用とは全く別に、シナプスそのものを作るシナプスオーガナイザーとして働くことを明らかにしました。スペインのJuan Lerma研との共同研究で、掛川准教授とAna Paternainが第一著者です。プレスリリースはこちら。
posted on 07/10/2024 9:40 AM
フランスのソルボンヌ大学Jaime de Juan-Sanzとの共著論文がCell Reportsに出版されました。LGI1はCbln1と同様に「細胞外足場タンパク質」に属するシナプス形成分子の一つです。この度、LGI1もCbln1と同様に神経活動に応じて分泌されてシナプス形成を促進し、かつグルタミン酸放出を抑制することが分かりました。面白いことにCbln1はtetanus toxin (TeNT)では阻害されず(VAMP1-3非依存)、Syntaxin-4とSNAP49に依存したSNAREによって分泌されます。これに対してLGI1の分泌はTeNTで部分的に阻害され、SNAP29には依存しないことから、別々のSNARE複合体によって放出されることがわかりました。柚﨑研は井端が開発したSNARE複合体の解析技術を提供しました。
posted on 05/10/2024 12:58 AM
第163回 Brain Clubは2024年4月30日に松崎政紀博士(東京大学医学部)をお迎えしました。演題は「行動・認知を司る大脳皮質間回路と皮質-皮質下間回路の機能ダイナミクス」です。マウスやコモンマーモセットを用いて、げっ歯類から霊長類への進化において、より高次な行動・認知を実現するために大脳皮質回路とその機能ダイナミクスがどのように変化しているのかを、頭部固定下で課題実行中の大脳皮質の活動を光計測・光操作することによって解明を進められているお話をお聞きしました。
posted on 04/30/2024 6:53 PM
実験医学増刊2024年4月号「大規模データ・AIが切り開く脳神経科学」に高野さんと曽我部君の総説「近接標識法と膨張顕微鏡法が解明するシナプスのすがた」が掲載されました。
posted on 04/23/2024 1:44 PM
高野さんが、九州大学高等研究院・生体防御医学研究所 脳機能分子システム分野の独立准教授として栄転されました。お目出度うございます!引っ越し作業で忙しい中、取りあえずシャンパンでささやかなお祝い会を行いました。
posted on 03/06/2024 3:31 PM
2024年3月3日に帝国ホテルにて柚﨑の紫綬褒章祝賀会が挙行されました。快晴の日曜日にもかかわらず、全国より約100名の方々が集ってくださいました。改めて有り難うございました。(ホテル前の道路では丁度東京マラソンが行われていました。)
posted on 03/03/2024 3:23 PM
コロナ禍で暫く中止されていた生理学教室同窓会が開かれました。前半では柚﨑研から留学を経て理研CBSでチームリーダーとして独立されて活躍中の石田綾子先生の講義があり、後半にはレストランパークに移動して意見交換会、そして定例の若き血の合唱で終わりました。
posted on 02/11/2024 10:44 AM
中枢神経系では、アストロサイトがシナプス間隙からグルタミン酸をクリアランスすることにより、適切なシナプス機能を実現します。しかし、アストロサイトのグルタミン酸トランスポーターGLASTがシナプス周囲でどのように機能しているかは、依然として不明でした。この論文では、プルキンエ細胞に発現する細胞接着分子(DSCAM)が、バーグマングリアに発現するGLASTの局在を制御することによって、登上線維ープルキンエ細胞のシナプス形成と小脳運動学習に関与することを示しました。星野研の出羽さんによる膨大なお仕事です。柚﨑研は掛川が電気生理学的解析と眼球運動学習試験を担当しました。Nat Commun. 15:458, 2024.
posted on 02/03/2024 10:52 AM
遺伝子操作なしにタンパク質を共有結合で化学標識する方法は、受容体を分析するための強力な方法です。しかし、脳における選択的な標的受容体標識はまだ確立していません。そこで、京大・浜地研の野中さんが主導して行った本研究では、リガンド指向性化学反応を用いて、生きたマウスの脳内で合成プローブを標的内因性受容体に選択的に結合させることができることを示しました。柚﨑研の掛川、荒井はCRESTとERATOでの共同研究の一環として、本研究において化学標識によって受容体の機能が変化しないことを示しました。Proc Natl Acad Sci USA. 121:e2313887121, 2024
posted on 01/31/2024 10:22 AM
GABAがGluD1のリガンドとして働き、抑制性シナプスの長期増強を促進させるということを報告したPierre PaolettiとRadu Aricescuらによる論文(Science 2023)についての解説記事Research Highlightを伊藤さんが書きました (Ito and Yuzaki, Cell Research)。
posted on 01/24/2024 11:33 AM
ノルウェーのベルゲン大学のDept Biomedicineが主催するBBB Seminarにて、柚崎が講演を行いました。極夜で昼間がほとんど無く、かつBergenでも珍しい大雪の日でしたが熱い議論を楽しみました。
posted on 01/18/2024 10:19 AM
第161回のBrain Clubは實吉岳郎博士(京都大学)をお迎えしました。演題は「樹状突起スパイン内部のコフィリンは液ー液相分離によって分子活性のグラディエントを形成する」です。記憶学習の基礎過程と考えられている長期増強(LTP)では、樹状突起スパインが長期的に大きくなる構造的な変化が起きますがそのメカニズムは十分に分かっていませんでした。實吉博士はスパイン内で一時的に増加したCa濃度が、カルモデュリンキナーゼ(CaMKII)やその下流の酵素群を持続的に活性化し、その結果アクチン骨格を変化させるメカニズムを見事に明らかにされてきました。一同興味深く拝聴しました。
posted on 11/29/2023 6:45 PM
柚﨑が2023年秋の紫綬褒章受章の栄に浴することとなりました。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野で顕著な功績をあげた人に国から贈られる栄典の記章です。伝達式と拝謁は11月13日に行われました。写真は伝達式にて受章者を代表して俵万智さんです。今回の受章は神経科学分野の功績を評価していただいたものですが、もちろん、これまでに一緒に研究してきてくれたスタッフ・ポスドク・大学院生・テクニシャン・秘書の皆さんそして多くの共同研究者の方々のおかげです。お祝いの電報やメールを多くの方々からいただき感謝です。
posted on 11/03/2023 4:12 PM
10月30-31日にシンガポールで行われた、”A symposium on Neuroscience of Dementia“に出席し、柚﨑はKeynote lectureを行いました。もう一人のKeynote lectureは韓国のHee-Sup Shin教授でした。このシンポジウムは日本のAMEDのようなグループ研究で、Lee Kong Chian School of MedicineのGeorge Augustine教授を代表とした認知症に対する5年半の大きなグラント研究の集大成でした。さらに10月31日にはDuke-NUS (National University of Sigapore)にて、セミナーを行いました。柚﨑研出身でDuke=NUSで独立している西山君の招きによるものです(写真はこちら)。
posted on 11/01/2023 2:29 PM
日本学術会議の第26-27期会員(第二部:生命科学)に柚崎が選出され、10月2日に、総理大臣官邸にて任命式が行われました。6年間の任期で、第25期の基礎医学委員会の副委員長を務めます。
posted on 10/02/2023 7:16 PM
第5回UK-Japan Neuroscience Symposiumが8月31日から9月2日の日程でイギリスのWalesで行われました。柚崎研からは大学院生の塩崎さんが口頭発表、高杉くんがポスター発表を行いました。高杉くんが優秀ポスター賞に選ばれました。おめでとう!!賞品として次回の第6回Symposiumに招待発表される予定です。なお、塩崎さんは第4回のUK-Japan Neuroscience Symposiumにて優秀ポスター賞に選出されたために、今回は口頭での招待発表でした。柚崎研から2年連続の快挙です。
posted on 09/06/2023 1:46 PM
第160回のBrain Clubは一時帰国中の中川輝良先生(Vanderbilt大学)をお迎えしました。演題は「Visualizing putative ions and water molecules in the ion conduction path of the AMPA receptor」です。AMPA受容体は中枢神経系における速い興奮性伝達の担い手であり、その構造と機能の解明は基礎科学的のみならず臨床的な応用の可能性が広がる重要なテーマです。中川博士はクライオ電顕を用いて、2.3Åに達する解像度によってCa2+透過型AMPA受容体の構造を明らかにされました。面白いことにチャネル開口時にAMPA受容体に高度に保存されているゲート(SYTANLAAF)が開いた時に、同部位にCa2+に結合することをお話いただきました。おそらくNa+等の他のイオンの流入を阻害するとともに、効率的なCa2+透過性を実現するためのメカニズムと考えられ、一同興味深く拝聴しました。
posted on 08/31/2023 9:15 PM
第159回Brain Clubは8月10日にUniversity of Amsterdamの鈴木基高博士を迎えて開催されました。演題はGeneral anesthesia decouples cortical pyramidal neurons: an updateです。対面のみの開催で、かつ夏季休暇中なので人が少ないことを危惧しましたが、多くの方が参加して活発に議論が行われました。(写真を撮るタイミングを逸してしまって写真には一部の者しか載っていません)。
posted on 08/10/2023 11:01 AM
国際共同研究加速基金(国際先導研究)「記憶メカニズムの多次元解析–nmからメゾスケール/ミリ秒から日スケールまで」の第一回のRetreatが御殿場にて8月5日から8日まで行われました。Max Planck Florida Institute of Neuroscience (アメリカ)およびInterdisciplinary Institute of Neuroscience (IINS) -ボルドーNeurocampus(フランス)および国内(京大・慶應・東大・新潟大・遺伝研)から多くのPI・ポスドク・研究員が集い、連日遅くまで議論が行われました。柚﨑研から口演およびポスター発表したデリーナさんがポスター賞3名のうち1名に選出されました。お目出度うございました。このグラントの支援でこれから7年間(審査に通れば10年間)、大学院生・ポスドク・若手研究者を中心とした国際交流と共同研究の進展が期待されています。
posted on 08/08/2023 4:15 PM
本年3月に学位(医学博士)を取得した野澤君が、2023年度の時実利彦記念神経科学優秀博士研究賞を受賞し仙台での日本神経科学大会にて表彰されました。野澤君は3月に慶應義塾大学で行われた学位授与式でも、医学研究科の代表に選ばれています。おめでとうございました。
posted on 08/02/2023 9:04 AM
会見君の論文「C1ql1-Bai3 signaling is necessary for climbing fiber synapse formation in mature Purkinje cells in coordination with neuronal activity」がMolecular Brain誌にPublishされました。小脳プルキンエ細胞は幼若時には複数の登上線維とシナプスを作りますが、発達期に1本の登上線維を除いて不要なシナプスが刈り込まれます。この論文では、登上線維:プルキンエ細胞が1:1の支配様式を確立した成熟小脳においても、C1ql1やBai3の発現量を増加させることによって、再びプルキンエ細胞が複数の登上線維とシナプスを作ること、登上線維は通常は前後方向に分岐するが、新たに作られるシナプスは内外方向に分岐する登上線維の枝に由来するること、そして登上線維やプルキンエ細胞の電気活動が存在することが新しいシナプス形成に必要であることを発見しました。GluD2グルタミン酸受容体を成熟後にノックアウトした折にも、複数の登上線維の内外方向の分岐がプルキンエ細胞とシナプスを作ることが知られていますが、この現象もC1ql1-Bai3シグナリングに依存していることもわかりました。
posted on 07/25/2023 1:32 PM
第158回Brain Clubを7月14日に開催しました。今回は京都府立大学の岩崎有作教授による「食関連因子の求心性迷走神経への直接作用と摂食・代謝・精神機能への連関」でした。
オンサイトのみのsemi-closedな開催でしたが、時間を超過して活発な議論が行われました。
posted on 07/14/2023 5:01 PM
第157回Brain Clubを6月15日に開催しました。今回は京都大学からお越しいただいた今吉先生、道川先生の2本立てです。
・今吉 格 博士(京都大学 生命科学研究科/医生物学研究所)「神経幹細胞の分化運命決定を担う転写因子発現動態の光遺伝学的解析」
・道川 貴章 博士(京都大学 医生物学研究所)「脳を丸ごと見る技術とその展望」
オンサイトのみの開催でしたが、両先生のサイエンスに対する熱気に押されて活発な議論が行われました。
posted on 06/17/2023 12:58 PM
既にご案内しましたが柚﨑研は国際共同研究加速基金(国際先導研究)「記憶メカニズムの多次元解析–nmからメゾスケール/ミリ秒から日スケールまで」に採択されています。今後7年間(最長10年間)、ポスドクや大学院生を中心とする若手研究者の国際交流と育成に取り組みます。
ポスドクや大学院生は、この枠組みを使ってMax Planck Florida Institute of Neuroscience (アメリカ)およびInterdisciplinary Institute of Neuroscience (IINS) -ボルドーNeurocampus(フランス)に短期・中期留学できます。興味のある大学院生およびポスドクはグラントのHPをご覧下さい。ポスターは国際先導研究ポスター230613
posted on 06/12/2023 8:52 PM
第156回BrainClubには、理化学研究所 脳神経科学研究センター 学習・記憶神経回路研究チームのDr. Joshua P. Johansen先生をお招きしました(5/10(水) 16:00~17:30)。演題は「Constructing Emotional Representations in the Brain」です。感覚入力、身体の生理的状態、そして認知的要素が、情動を介して記憶の形成を制御するメカニズムについて、階層的かつ分散的な神経回路モデルについて最近の知見を交えお話しいただきました。当日はハイブリッド形式で行われ時間を超過して活発な議論が行われました。
posted on 05/10/2023 5:07 PM
2022年度(第54回)内藤記念科学振興賞を柚﨑が受賞しました。3月16日に日本工業倶楽部において贈呈式が行われました。
受賞対象研究テーマは『機能的・構造的シナプス可塑性を制御する分子機構の解明』です。共同研究者・柚﨑研の同僚やOBへの感謝が述べられました。
posted on 03/16/2023 2:27 PM
3月6日から9日の4日間、沖縄科学技術大学院大学(OIST)にて久しぶりの対面でのWorkshop “Nervous System Assembly”が行われました。柚﨑研からは大学院生の大石君がポスター発表+Flash talk、柚﨑はtalkを行いました。好天に恵まれて熱心な議論が行われました。 OISTの吉田 富さんがOrganizerでした。
posted on 03/10/2023 10:31 PM
第155回 BrainClubには、理研CBS シナプス可塑性・回路制御研究チームのThomas Chater先生をお招きしました(2/15(水) 16:00~17:30)。演題は「Towards a logic of homo- and heterosynaptic dynamics following plasticity」です。最近の研究から、ある特定のシナプスに可塑性誘導刺激が加わった際には近隣のシナプスにも可塑性が生じる「Heterosynaptic plasticity」と呼ばれる現象が見出されています。今回Chater先生には、海馬スライス培養と2光子顕微鏡を用いたスパイン形態観察やCa2+イメージングから分かってきた、Heterosynaptic plasticityを生じるスパイン間の相互作用についてご講演頂きました。シナプス間の時空間的な制御様式についても、未発表データも交えながら白熱した議論が行われました。講演後に柚﨑研メンバーと共に記念撮影@セミナー室(上写真)。中央が演者のChater先生です。怒涛のBrainClubラッシュでした。次回にも期待。(会見)
posted on 02/18/2023 7:58 PM
カリフォルニア大学 (UC Irvine, アメリカ)の五十嵐啓先生がラボに来られ、第154回 BrainClubが行われました(2/6(月) 17:30~19:00)。演題は「ドーパミンによる連合記憶の形成メカニズムとそのアルツハイマー病における破綻」。嗅覚情報を手掛かりとして成立する記憶の形成や維持過程を対象とし、光遺伝学やin vivo電気生理学的手法を用いてこれまでに明らかとしてきた、記憶を司る脳回路機構についてご講演いただきました。また、アルツハイマー病の記憶疾患ではどの様な脳回路機構の破綻が起きているのかについても、未発表データを含めた最新の知見をお話しいただき、活発な質疑が終始繰り広げられました。
上写真は講演後の記念撮影。中央が五十嵐先生(柚﨑先生のお隣)です。柚﨑研の「新兵」も多数映っております。油断してて更新が追いついてませんでした、すみません (会見)
posted on 02/14/2023 9:42 PM
昨年11月10日に慶應義塾大学が世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の拠点として採択され、2月3日にそのkick-off meetingが行われました。(Human Biology x MicroBiome x Quantum computing = Bio2Q)として、マイクロバイオームに着目しながら、粘膜上皮・免疫・神経・代謝系などによってヒト恒常性がどのように統御されているかを、AI とともに量子コンピューティングを用いて解明を目指す10年間続くプロジェクトです。本田拠点長のもとで、柚﨑は神経制御チームの代表として、また拠点長特別補佐として参画します。
posted on 02/03/2023 11:58 PM
MRC分子生物学研究所(イギリス)のIngo Greger先生をお迎えして、1月20日(金)に第153回 BrainClubが行われました。演題は「Mechanisms underlying AMPA receptor modulation and synaptic localization」です。興奮性シナプスを介した神経細胞間の速い情報伝達にはシナプス後部に集積するAMPA受容体が中心的な役割を担います。Ingo先生には今回、クライオ電子顕微鏡法や電気生理学的解析を駆使して明らかとしてきた、構成サブユニットや補助サブユニットの違いがもたらすAMPA受容体の機能制御メカニズムについて、最新の知見も含めてお話しいただき、活発な議論が行われました。
上の写真は講演後の記念撮影@柚﨑研セミナー室。Ingo先生は中央。柚﨑先生のお隣です。Seminar roomが綺麗になりましたYo(会見)
posted on 01/30/2023 9:42 PM
2022年度のJSPS国際共同研究加速基金(国際先導研究)に「記憶メカニズムの多次元解析–nmからメゾスケール/ミリ秒から日スケールまで」というテーマで採択されました。ボルドー神経科学研究所(Dr. Choquet)、マックスプランクフロリダ研究所(Drs. Yasuda & Fitzpatrick)と日本を繋ぐ国際共同研究の枠組みです。京大の林康紀先生を代表として、慶應大・遺伝研・新潟大・東大の国内拠点において、今後7年間(最長10年間)、ポスドクや大学院生を中心とする若手研究者の国際交流と育成に取り組みます。
ポスドクや大学院生にとっては短期・長期留学を支援できます。また若手研究者が独立する際の支援もできますので大いにチャンスを活かしてください。
posted on 01/26/2023 12:12 AM
第11回ニューロカンファレンス和歌山(和歌山県立医大 紀三井寺キャンパス)にて2023年1月21日に柚﨑が特別講演を行いました。補体研究の第一人者である分子遺伝学講座 井上徳光先生のお招きでした。写真はもう一人の特別講演演者である国際医療福祉大学脳神経内科の村井教授です。
posted on 01/21/2023 2:28 PM
拠点形成事業「階層融合型の神経シグナル研究拠点」(同志社大学・ベルリン自由大学・オーストリア IST ・コペンハーゲン大学)のcore-to-core program symposium “Molecular Physiology of Neuronal Signaling, Circuits and Behavior”が1月12日から14日の間、京都同志社大学で開催され柚﨑はinvited talkを行いました。
posted on 01/17/2023 3:56 PM
慶應義塾大学三田キャンパスにて2023年1月6日から1月9日に国際シンポジウムNeurovascular Unit Conference 2023が行われました。日米脳(Japan-US Brain Research Cooperative Program)の主催で支援を受け、日本側は慶應義塾大学神経内科の中原仁教授、米国側はMGHの荒井健先生がオーガナイザーでした。柚﨑は基調講演を行いました。
posted on 01/10/2023 10:40 PM
東京大学 定量生命科学研究所の奥山輝大先生にお越しいただき、第152回 BrainClubが行われました(12/23(金) 16:00~17:30)。演題は「海馬における社会性記憶の神経メカニズム」。腹側海馬において「社会性記憶」が情報としてどの様に処理されているのか、カルシウムイメージングや光遺伝学などを駆使して得られた、これまでの研究成果についてご講演いただきました。加えて「生と死の脳内表象メカニズム」についても最新のデータもご紹介いただき、終始議論の弾む時間となりました(現地開催は議論のテンポが早く、これも良きと思いました)。
上の写真は講演後の恒例、息をこらえての記念撮影@柚﨑研究室。奥山先生は柚﨑先生の隣です。大掃除頑張るぞ~ エイエイoh…(会見)
posted on 12/26/2022 11:15 PM
成体に投与された小分子が、脳のどの部位にどのように分布しているのかをスナップショットのように可視化する新しい技術として、組織固定でよく使われるパラホルムアルデヒドによって小分子を固定化方法を開発しました。本方法によって、代謝型グルタミン酸受容体mGlu1、AMPA型グルタミン酸受容体、ドーパミン受容体のそれぞれのリガンド投与後の局在様式を可視化することに成功しました。本研究はERATO/CRESTの支援を受けた京都大学浜地研、名古屋大学清中研との共同研究で、Chem誌にpublishされました。
posted on 12/13/2022 9:23 PM
Science Digestは、Human Frontier Science Program (HFSP)の新しい出版物です。HFSPの支援を受けた研究の中で、最も注目すべき科学的成果がハイライトされます。記念すべき第1号が出版され、私たちがドイツ神経変性疾患センター(DZNE)のAlexander Dityatev研、Oxford大学(当時)Radu Aricescu研博士とともに行った研究が掲載されたとの連絡を受けました。
HFSPのホームページで読むことができます。また、抜粋はここからダウンロードできます。
posted on 12/01/2022 3:08 PM
ムーンショット型研究開発事業の目標7「健康寿命伸長にむけた腸内細菌動作原理の理解とその応用」が採択され、この度kick-off meetingが行われました。本田賢也先生がプロジェクトマネージャー(PM)であり、柚崎はPM補佐および「腸脳連関解析チーム」のチームリーダーとして参画します。2022年度から6年間(最長2030年度まで9年間)の研究開発事業です。
posted on 11/15/2022 11:47 PM
Presentation Skills 向上のためのWorkshop 2022が行われました。
研究者にとってプレゼンテーションスキルは、研究成果を発表して他の研究者と交流するのみならず、一般社会へ研究成果を還元したり、研究費を取得したりする際に必須の技術です。このたび現役の脳科学研究者であるとともに、プレゼンテーション法についての教育で実績のあるGeorge Augustine教授による講義と実習が行われました。
慶應義塾大学医学研究科・薬学研究科・理工学研究科に属する大学院生、若手研究者が参加しました。
本プログラムは本年に慶應義塾大学が採択されたWPI(Bio2Q)での連携大学院プログラム(STaMP)の一つとしてこれからも開催される予定です。
※Lectureの動画はこちら→慶應義塾大学に所属する方に公開中。
※※LectureおよびWorkshopの様子はこちら(写真)
posted on 11/01/2022 2:47 PM
日米脳(Japan-U.S. Brain Research Cooperative Program)およびCore-to-Core Programで支援されたシンポジウムDevelopment and Plasticity of the Brainが10月21日から23日の間に伊勢志摩で行われました。この会は山本信彦教授の退官記念でもあります。研究室からは野澤と柚﨑が参加し野澤が英語で口頭発表しました。シンポジウムの写真はこちら。
posted on 10/21/2022 6:46 PM
東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻主催の第15回ChemBioレクチャーが9月28日に本郷キャンパスにて行われ、柚﨑<が講演を行いました。他の演者は有田誠教授(慶應・理研)、石井あゆみ准教授(帝京科学大)、稲葉央准教授(鳥取大)、大宮寛久教授(京都大)でした。
posted on 09/28/2022 11:24 AM
9月19日から22日に軽井沢にて行われた第四回 UK-Japan Neuroscience Symposium(AMED-MRC主催)において、大学院生の塩崎さんが最優秀ポスター賞に選出されました。日本側から一演題、英国側から一演題が選ばれるものであり、副賞は英国で行われる次回の第5回 UK-Japan Neuroscience Symposiumでの口演発表への招待(旅費込み)です。おめでとうございました!
posted on 09/23/2022 4:43 PM
デリーナ(DILINA Tuerde)さんが、JSPS外国人特別研究員(PD)に採用されました。おめでとうございました。博士号取得直後の優秀な諸外国の若手研究者に対して、我が国の大学等研究機関において研究に従事する機会を提供するプログラムです。生物系科学では日本全体で8人だけが採用です。
posted on 09/05/2022 10:48 AM
博士課程4年の野澤和弥の学位論文がNeuronのオンライン版に掲載されました。プレスリリースはこちらです。
高分解能の顕微鏡技術であるExpansion Microscopy(ExM)を改良して、脳内のシナプスの個性を決める働きを持つ分子群のナノレベル(1 ミリメートルの100万分の1が1ナノメートル:nm)の構造を明らかにしました。
脳の働きの元となる神経回路網は、神経細胞どうしがシナプスによって互いにつながって作られます。シナプスをつなぐさまざまな分子は、シナプスの中でも約100~1000 nmの狭い領域に密集しているため、従来の光学顕微鏡の分解能(約200 nm)ではその詳細な分布は観察できません。そこで、今回、標本そのものを約1000倍の体積に膨張させる技術ExMをさらに改良し、シナプス観察に最適化することによって、マウス神経回路網において興奮性シナプスをつなぐ分子群の構造や相互関係をナノレベルで初めて明らかにすることに成功しました。とりわけ、ニューレキシンに結合するシナプス分子群(ニューレキシンリガンド)が、シナプス内でそれぞれ数十 nmの「ナノドメイン」を単位として集積することを発見しました。さらに、シナプス前部に存在するニューレキシンの種類によって、シナプス後部のシナプス分子やグルタミン酸受容体のナノドメインの配置が決定されることがわかりました。
今回の研究成果から、脳の働きを支えるシナプスの個性は、それぞれに特化したシナプス分子がナノレベルで相互作用することによって作られることがわかりました。これらの分子群は多くの精神疾患や神経発達症との関連が報告されていることから、本研究の成果はこれらの疾患の病態や正常な神経回路の発達機構の理解につながることが期待されます。ExMの開発では医学部5年生の曽我部拓君も大きく貢献しました。
posted on 08/25/2022 12:50 AM
第151回目となるBrainClubの演者には、東北大学大学院 薬学研究科の佐々木拓哉 先生をお招きしました(2022/7/15(金)、対面とwebのハイブリッド形式)。大雨の中、慶應大にお越しいただき、「学習・記憶を司る海馬回路の動作原理」というタイトルでご講演いただきました。海馬やその関連脳領域からのin vivoマルチユニット記録を用いた解析結果から読み解ける、個体の学習・記憶中における神経活動の変化について、これまでに得られてきた研究成果を主にお話しいただきました。また、記録対象を脳以外にも拡張した新しい試みについても最新の知見を交えて発表していただき、活発な議論が行われました。
写真はご講演後の息をこらえた記念撮影。佐々木先生は中央後列です。柚崎研は電気生理メンバー多く集まってます。※背景ぼかしに深い意味はありません(試しに使った某Googleスマホの自動調節)。やっぱり少しお片付けry(会見)
posted on 08/14/2022 10:54 PM
高野助教(さきがけ)が令和4年度の慶應義塾大学医学部三四会奨励賞(Young Investigator Award)を受賞しました。おめでとうございます!
posted on 07/29/2022 12:27 PM
脳内の神経回路の働きを理解するために、記憶・学習を司る神経伝達物質受容体であるグルタミン酸受容体を細胞種選択的に活性化する技術が必要とされています。本研究では、本来のグルタミン酸応答能を維持したままで、人工化合物によって活性化される変異グルタミン酸受容体(代謝型)を開発しました。実際にこの人工グルタミン酸受容体をある特定の細胞種に発現させたマウスを作製し、人工化合物投与によって細胞種選択的に代謝型グルタミン酸受容体を活性化させることを示しました。この新技術「配位ケモジェネティクス法」を用いることにより神経回路の理解が加速すると期待されます。本研究はERATO/CRESTの支援を受けた名古屋大学清中研、京都大学大学浜地研との共同研究です。論文はこちら
posted on 06/16/2022 9:53 PM
Brain Club 第150回は、ベイラー医科大学の大前 彰吾先生に「時間情報処理における小脳のネットワークダイナミクス」についてご講演いただきました(2022年6月2日、web開催)。古典的な小脳の計算原理の見直しを迫り、『リカレント小脳回路のネットワークダイナミクスが生み出す時間情報処理』という新しい理論に関して、in vivo 電気生理学を用いた実験的検証結果や、小脳回路を模倣した人工ネットワークモデルから生成されるダイナミクスについて、活発な議論が行われました。
記念撮影はPC画面のスクリーンショット(編集有り)です。カメラ目線≠モニタ目線?。にしても、撮影タイミング制御に改善の余地あり、小脳鍛えます(会見)。
posted on 06/12/2022 6:33 PM
第149回 Brain ClubにはAllen Instituteの萩原 賢太先生をお招きし、リアルタイムオンラインにてご講演いただきました(2022年4月27日)。生物の恐怖状態を制御する神経回路モチーフについての研究成果に加え、より一般的な快・不快情動の制御に関する最新の知見を含めて、議論していただきました。新天地であるAllenの新部門「Allen Institute for Neural dynamics」を舞台に、「In vivo physiology」の今後の展開が楽しみです(某Podcastも?)。(会見)
上画像は講演後のスクリーンショット、萩原先生は上段の左から二番目(画像クリックで拡大)。カメラONの参加者を抜粋しております。参加者多数につき画面外に溢れ出てしまったかもしれませんが、ご容赦ください。※事務局は撮影係になりきるため映っていない「仕様」です。
posted on 05/07/2022 9:00 PM
脳科学の入門書として好評を博したブレインブックの改訂版が出ました。基本的な脳の構造と機能をCGやイラスト・写真でわかりやすく解説した一般書です。脳イメージングや自由意志など最新の研究結果も紹介されています。養老孟司先生が監修で順天堂大内山安男先生と柚崎が翻訳しました。
posted on 03/18/2022 11:21 PM
2/24 (木)、理化学研究所 脳科学研究センターの長井淳先生にお越しいただき、第148回 Brain Club「脳機能とアストロサイトの関係性を紐解く多面的アプローチ」が開催されました。脳機能を制御するグリア細胞の積極的な役割について、これまでの研究成果に加え、長井先生率いるグリア―神経回路動態研究チームによるこれからの研究戦略についてもお話しいただきました。グリア細胞と神経細胞がどの様にお互いを支えて(従えて?)いるのか、参加場所を問わず活発な議論が終始交わされました。
長井先生、柚﨑先生、柚﨑研スタッフ陣、柚﨑研の学生陣で、講演後に記念撮影
※右から3番目が長井先生です。
posted on 02/25/2022 10:48 PM
東京大学大学院工学研究科から平林祐介先生をお招きして、1月27日に第147回 Brain Clubが行われました(オンライン&オンサイトのハイブリッド形式)。連続切片電顕画像の効率的かつ定量的な解析を可能にする技術や、神経細胞における小胞体―ミトコンドリアの興味深い役割についてご講演いただきました。CLEMを使った3次元再構築(xyz軸で組みあがっていく動画格好良い)、将来やってみたい解析の一つ(会見)。
喋ってはいけない記念撮影@セミナー室※奥列の右から2番目が平林先生です
posted on 02/03/2022 11:31 PM
世界脳週間2021の一環として、高校生を初めとする多くの方々に、慶應義塾大学医学部の脳神経科学関連教室で行われている研究のようすを「脳学問のすゝめ」としてオンデマンドで配信しています。多くの方々にご視聴いただくようにぜひ情報を拡散してください。
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1. 研究講演
「世界脳週間の開催にあたって」 金井隆典教授 (医学部長)
「細胞たちが脳を作るしくみ」 仲嶋一範教授 (解剖学教室)
「シナプスこそすべて」 柚﨑通介教授 (生理学教室・神経生理学)
「iPS細胞技術による再生医学・疾患研究」 岡野栄之教授 (生理学教室・神経科学)
「新たな光学技術で見えなかったものを見る」 塗谷睦生准教授 (薬理学教室)
「脳機能の観察と操作」 田中謙二教授 (先端研・脳科学・精神神経科訪問研究員)
2. バーチャルラボツアー
普段は入ることのできない研究室。どんな場所でどのように研究を進めているのか、研究者が5つの研究室をご案内します。
紹介研究室:解剖学教室, 生理学教室 (神経生理), 生理学教室 (神経科学), 薬理学教室, 先端研・脳科学研究部門
主催:慶應義塾大学医学部・神経科学関連研究室/NPO法人 脳の世紀推進会議
後援:慶應義塾大学医学部
posted on 01/29/2022 6:08 PM
日本神経科学学会の会長としての年頭のあいさつです。皆様今年も頑張りましょう!
posted on 01/12/2022 8:19 PM
12月8日に第146回Brain ClubとしてJohns Hopkins大学医学部(Department of Cell Biology)の渡邊 重喜先生をお迎えしました。「Mechanisms of Synaptic Transmission」と題して、急速凍結法を用いたシナプス前部でのエンドサイトーシス機構について最新のお話しをしていただきました。今回はオンラインセミナーで14時間の時差を越えて2日にわたって行っていただきました。写真はセミナー後に行われた個人面談後のsnapshotです。
posted on 12/08/2021 5:36 PM
竹尾さんの総説「Purkinje Cell Dendrites: The Time-Tested Icon in Histology」がSpringerからの単行本「Cerebellum as a CNS hub」に出版されました。プルキンエ細胞をモデルとして、神経細胞の樹状突起の発達過程とその分子機構について、竹尾さん自身の仕事を含めてこれまでの研究成果をまとめた総説です。
posted on 11/27/2021 3:35 PM
第145回Brain Clubは東京大学大学院医学系研究科・統合生理学分野の大木研一先生を迎えて行われました。「マウスの視覚・サルの視覚」と題して、最新の大規模Caイメージング技術やトレーシング技術を用いて、網膜から高次視覚野に至るまでの視覚情報処理経路の異同についてお話しいただきました。マウスはマウスであり、非ヒト霊長類とさまざまな点で異なると同時に、計算原理としては共通している点を学ばせていただきました。今回も対面と同時にZoomでハイブリッドセミナーとなりました。
posted on 11/05/2021 7:50 PM
髙野哲也助教がJSTさきがけ「多細胞システムにおける細胞間相互作用とそのダイナミクス」領域(高橋淑子研究総括)の3期生に採択されました。おめでとうございます!
posted on 09/27/2021 10:08 AM
COVID-19の影響で2020年2月より1年半にわたって延期していた第144回Brain Club Seminarを行いました。東京大学大学院理学系研究科の鈴木 郁夫先生による「大脳皮質発生と進化を制御するヒト固有プログラム」でした。
十分なスペースと感染防御態勢の元で行う対面式講演に加えて、同時にZoomでもリアルタイム配信するハイブリッド開催でした。
対面・Zoomともに活発な質疑が行われ、久しぶりのBrain Clubを皆で大変楽しみました。(写真撮影時のみマスクを外して息をこらえています。)
posted on 09/03/2021 11:49 PM
髙野哲也助教が、2021年度の日本神経科学学会奨励賞を受賞しました!おめでとうございました。受賞業績については、Neuroscience Research誌に総説として掲載されます。表紙の写真にも採択されました。
posted on 07/30/2021 9:56 AM
私たちの研究チームの一員として、一緒に研究を推進していただける方をもう一名募集しています。分子生物学的な基礎技術に習熟していることが必要ですが、足りないところは教えます。マウス飼育や管理の経験のある方や、広報活動に関心のある方はさらに歓迎します。
研究費補助金による雇用です。待遇は慶應義塾の規程に準じます。各種保険完備。保養所等の利用も可能。
・履歴書 (写真付き)(これまでに習得された技術や知識がわかるよう記載下さい。)書式は自由
・照会先があれば名前と連絡先(メールアドレス)。
書類選考の上面接を行い、採用者が決まり次第締め切ります。
e-mail に応募書類を添付して、当研究室秘書の平山昭代(hirayama@keio.jp)宛てに(吉川かおり ( kyoshikawa.a3@keio.jp)にccを入れて)ご送付をお願い致します。
posted on 07/24/2021 6:14 PM
松田君(電気通信大学准教授・慶應生理学訪問准教授)の仕事がJ Biol Chem誌にAcceptとなりました。おめでとうございました。
記憶・学習の基礎課程と考えられる長期抑圧現象(LTD)はシナプス後部におけるAMPA受容体の数が、神経活動によって内在化(エンドサイトーシス)されるために減少することがその分子レベルでの実体であると考えられています。従来はAMPA受容体のサブユニット毎に異なっている細胞内ドメインがリン酸化されることによって、AMPA受容体そのもののエンドサイトーシスが制御されると考えられていました。一方、AMPA受容体のサブユニットに関わらずAMPA受容体に結合するTARPのリン酸化が、エンドサイトーシスに必須であるAP-2をAMPA-TARP複合体に結合させることから、一体どのようにAMPA受容体のサブユニットがLTDを制御できるのかは謎でした。この論文では、AMPA受容体のGluA1サブユニットのリン酸化状態が、TARPとAP-2の結合の強さを変えることを発見しました。TARPはAMPA受容体のサブユニットを見分けることができませんが、AP-2はAMPA-TARP受容体のサブユニットごとのリン酸化状態を見分けることができるわけです。
posted on 07/24/2021 6:01 PM
石田講師が7月1日付けで理研CBSのチームリーダーとして栄転されることとなりました。ラボ名は「脳発達病態研究チーム」Laboratory for Brain Development and Disordersで、Connecting molecules and circuitry to untangle developmental disorders(発達障害の解明のため、分子と回路を繋ぐ)ことを目標としています。おめでとうございます!(石田さんは慶應での柚﨑研大学院生の第一号です)。
posted on 05/05/2021 11:50 PM
普段の生活においても、自然界においても、新しいものを作る時には、古いものを壊さなくてはならないことがよくあります。私たちの脳においても発達期や記憶・学習に応じて神経細胞の形態が変化する時には、必ず協調して、常に神経細胞やその周囲の細胞外基質の破壊現象が伴います。このようなスクラップ&ビルド現象を担うメカニズムの一つとして、神経細胞からのライソソーム分泌が注目されています。ライソソームは通常は老朽化した細胞内産物の最終的な消化場所として知られていますが、神経活動亢進に応じて、ライソソームの内容物であるライソソーム酵素とともにシナプス形成分子Cbln1を放出することを私たちは見つけました(Neuron 2019)。本総説では、神経系におけるライソソーム分泌について概括しました。聖マリアンナ大学に移った井端さんが第一著者です。
posted on 04/17/2021 11:05 PM
このたび私たちの研究チームの一員として、責任感と協調性をもって一緒に研究を推進していただける特別研究員(技術員)を募集しています。技術としては分子生物学的な基礎技術に習熟していることが必要ですが、足りないところは教えます。マウス飼育や管理の経験のある方や、広報活動に関心のある方はさらに歓迎します。
【職名・任期】
特別研究員(技術員)若干名:研究費補助金による雇用。
実績や経験、着任時期によって一定の試用期間を設ける可能性があります。
【着任時期】
相談に応じます。
【勤務地】
東京都新宿区信濃町 35 慶應義塾大学医学部 総合医科学研究棟
【待遇】
慶應義塾の規程に準じます。各種保険完備。保養所等の利用も可能。
【提出書類記載事項】(書式自由)
・履歴書 (写真付き)(これまでに習得された技術や知識がわかるよう記載下さい。)
・照会先があれば名前と連絡先(メールアドレス)。
【応募締め切り】
書類選考の上面接を行い、採用者が決まり次第締め切ります。
特定の締め切り日は設けませんので、応募ご希望の方はまずご一報下さい。
【提出方法】
e-mail に応募書類を添付して、当研究室秘書の平山昭代(hirayama@keio.jp)宛てに(吉川かおり ( kyoshikawa.a3@keio.jp)にccを入れて)ご送付をお願い致します。
posted on 02/26/2021 6:02 PM
慶應義塾大学医学部HPのFeaturesに当研究室の研究内容を取り上げていただきました。
posted on 02/08/2021 7:09 PM
慶應義塾大学医学部神経科学関連研究室では、昨年度より世界脳週間活動に参画し、「脳学問のすゝめ」と銘打ち、大学での研究に関心のある高校生を対象として、神経科学そのものの面白さや、研究の最前線の一端に触れていただくためのイベントを開催しています。
今年度は、コロナ禍により大学内への立ち入りが制限されていますが、オンライン講義やバーチャルラボツアー、さらにライブ配信などさまざまな企画を準備しました。神経科学や大学での研究に関心のある高校生の参加をお待ちしています 。
[詳細]慶應義塾大学世界脳週間web サイト
https://sites.google.com/view/keioneuroscience
世界脳週間慶應2020ポスター_A4
posted on 01/19/2021 12:21 PM
竹尾助教の論文”GluD2- and Cbln1-mediated competitive interactions shape the dendritic arbors of cerebellar Purkinje cells”がNeuron誌に掲載されました。Stanford大学のLiqun Luo研に留学中の仕事です。おめでとうございました。
posted on 12/20/2020 2:49 PM
朝日新聞DIGITALで、慶応大と朝日新聞の共同企画「この一枚 研究と人生」シリーズに取り上げていただきました。
私たちにとってはおなじみの細胞ですが、美しいですね。竹尾さんがartisticに撮影してくれました。
posted on 11/24/2020 7:39 PM
Rett症候群はMeCP2といういメチル化DNAに結合する核タンパク質の欠失や量の低下で起き、高率に自閉スペクトラム症を伴います。一方、MeCP2タンパク質の量が増加しても精神発達障害が起きることが知られています。しかし、MeCP2の量の多寡がいったいどのようにして精神発達障害をきたすのはこれまでよくわかっていませんでした。本研究ではMeCP2の量が神経細胞におけるクロマチンの三次元構造を制御することによって、さまざまな遺伝子発現を変化させる可能性をマウスモデルを用いて明確に示しました。この研究は石田講師が留学中にZogbhi研で行った研究を、帰国後にさらにまとめてこの度J Neurosci誌に論文化しました。
posted on 10/16/2020 8:52 PM
新たに”Principles of neurobiology 2nd edition”を読み始めます。
神経科学分野の第一線で活躍するLiqun Luo博士が、Stanford大学での20年間にわたる神経生物学の授業をもとに執筆した単著です。2020年9月に5年振りの改定版として第2版が出版されました。神経生物学に興味がある方、英語の勉強をしたい方、多数の参加をお待ちしております。
参加希望者は下記までご連絡ください。10月15日(木)18時に初回開催、説明予定です。
※不明点・質問などについても、下記までご連絡ください。
【場所】オンライン開催
【対象】神経生理学を学びたい方、英語の勉強をしたい方、輪読会に興味のある方。身分・職位は問いません。
慶應義塾大学医学部 生理学 (Ⅰ) 柚﨑研究室
塩﨑茉莉:mari.z6@keio.jp
posted on 09/29/2020 8:23 PM
台湾にて初めて結成されたTaiwan Society for Neuroscience(TSfN)の大会が9月11日から13日の間に、リアル会議とWeb会議のハイブリッドで開催されました。柚崎はPlenary Talkとして、「How to Build Synapses: New Mechanisms by Extracellular Scaffolding Proteins」について講演しました。あらかじめ録画しておいた動画での講演を会場で流した後に、リアルタイムで日本―台湾間をネットでつなぎ質疑応答が活発に行われました。
posted on 09/11/2020 11:21 AM
岡山においてリアル及びWebのハイブリッド大会として8月31日から9月2日に開催された第61回日本神経学会学術集会において、日本神経学会(脳神経内科の臨床系学会)と日本神経科学学会・日本神経化学会合同で「基礎ー臨床、学会横断シンポジウム:未来の疾患治療のために基礎科学に目を向けよう」を企画していただきました。柚崎は「基礎研究のすゝめ」と題した講演を行いました。
posted on 09/01/2020 11:13 AM
神経細胞間の情報伝達の場であるシナプスはシナプスオーガナイザーと呼ばれるタンパク質により形成され、記憶や運動などの精密な制御を担います。今回の研究で、私たちはシナプスオーガナイザータンパク質の構造に基づき、人工的なシナプスオーガナイザーを設計し、神経系の広範な領域で興奮性シナプスをつなぐことができる人工シナプスコネクターCPTXを開発しました。小脳失調、アルツハイマー病、脊髄損傷といったシナプスの破綻を原因とする疾患モデルマウスの原因領域にCPTXを投与すると、数日以内に減少したシナプスが回復し、病態を著しく改善させることを見出しました。この研究は人工シナプスコネクターの設計と疾患への応用に成功した世界初の成果となりました。人工シナプスコネクターの設計次第では様々種類の神経回路を制御できることが可能であり、基礎的な研究や将来の精神・神経疾患の治療応用へつながることが期待されます。サマリーはこちら。
本研究は日英独の国際共同研究であり、愛知医科大学の笹倉寛之博士、武内恒成教授、イギリスMRC分子生物研究所のElegheert博士、Aricescu教授、ドイツ神経変性疾患センターのSong博士、Dityatev教授らの研究グループとの成果になります。また本教室からは、鈴木邦道助教、松田恵子講師、掛川渉准教授、三浦会里子研究員、大塚信太朗助教、島田達也元医学部学生を中心とした、多くの研究者の貢献がありました。
プレスリリースはこちら。
イラストは水谷路(みずたに みち)さんに描いていただきました。
posted on 08/28/2020 10:29 AM
スクラップ&ビルドによる脳機能の動的制御」第5回班会議を初めてWeb上にて8月17日から19日にかけて開催しました。今年は柚崎研が班会議世話役を担当しました。初めてのオンライン開催でしたが、石川助教、山崎助教、須山助教、吉川・平山秘書などのチームが一丸となって無事に終了しました。
posted on 08/19/2020 5:10 PM
8月2日に市民公開パネルディスカッション「2050年の脳科学と社会」をZoom webinarを用いて行われました。日本神経科学学会の将来計画・アウトリーチ・産学連携推進委員会連携企画です。YouTubeにも同時配信されました。研究室からは石田講師がパネリストとして参加しました。
posted on 08/02/2020 5:03 PM
第43回日本神経科学大会(北澤大会長)は、コロナ禍を受けて初のWeb開催として7月29日から8月1日の間に行われました。研究室からは柚崎が特別講演とシンポジウム(創造的破壊による脳機能制御と病態の形成)演者として、松田恵子が日本ー中国神経科学学会合同シンポジウム演者として、石田がシンポジウムオーガナイザーと演者(病態モデルから学ぶ:発達障害理解への分野横断的アプローチ)として登壇しました。
posted on 08/01/2020 4:54 PM
名古屋大学(2月19日に医学部、20日に理学部)にて、柚崎が講演を行いました。演題は「はじめにシナプスありき―精神・神経疾患の基盤としてのシナプス改変機構」でした。
posted on 02/21/2020 2:11 AM
AMEDとMRCの協定に基づいて第3回UK-Japan Neuroscience SymposiumがEdinburghにて2月3日-5日に行われました。教室から石田が口演発表を行いました。柚崎はオーガナイザーとして参加しました。往路では、CambridgeにあるMRC Lab of Molecular Biology (LMB)を訪れ、共同研究打ち合わせを行いました。
posted on 02/06/2020 11:32 AM
第143回Brain Clubは岡田康志先生(理化学研究所 細胞極性統御研究チーム、東京大学理学系研究科、東京大学医学系研究科)をお迎えしました。演題は「超解像・一分子イメージングで探る軸索輸送の分子機構」でした。会の後は四谷三丁目のAGITOで楽しくDiscussionしました。
posted on 01/24/2020 11:46 AM
昨年は都合で柚崎研の忘年会ができませんでしたので、本年はラボにて新年会を行いました。会見くんの発案でKahootを用いたクイズ企画もありました。写真はこちら。
posted on 01/09/2020 11:27 AM
理研CBS脳発達分子メカニズム研究チームの下郡智美先生を迎えて第142回Brain Clubを行いました。演題は「Activity dependent protein dynamics for selective dendrite morphogenesis in developing neuron」でした。会の後は神楽坂に移ったカンパニョーラで楽しくDiscussionしました。
posted on 12/13/2019 11:21 AM
研究用マウスのケージ洗浄スタッフを募集しています。
*初心者歓迎、丁寧に指導します*
仕事内容: 研究用マウスのケージの洗浄
時 間: 10:00~17:00の間で4-5時間程度
月-金のうち週2日~3日程度
(月,火+1日希望ですが、曜日時間応相談)
期 間: 初月1ヵ月契約、その後年度単位契約 ※最長5年
時 給: 1100円 (大学生1050円)
待 遇: 交通費規定内支給
*ご自宅でハムスター等のげっ歯類を飼育されている方はご遠慮ください。
応募方法:履歴書(写真添付)に連絡先と勤務可能日、時間を明記の上、ご郵送ください
Email応募可。Emailにてご応募いただく場合、まず下記までお電話ください。
Tel: 03-5363-3749
posted on 12/05/2019 11:40 AM
研究に関心のある高校生を対象として、神経科学そのものの面白さや、研究の最前線の一端に触れていただく機会として、新しいアウトリーチ企画「脳学問のすゝめ」を11月2日(土)に行いました。慶應義塾大学医学部生理学I, II, 薬理学, 電子顕微鏡室の4教室合同企画です。あっという間に募集人数(20名)を越えてしまいましたが、好天の下、当日は全国各地から集まった高校生が熱心に参加しました。本企画は世界脳週間(Brain Awareness Week)行事の一つとして、NPO法人「脳の世紀推進会議」の後援を受けました。
posted on 11/02/2019 2:46 PM
川辺 浩志先生(神戸医療産業都市推進機構、神戸大学大学院医学研究科)を迎えて第141回 Brain Clubを行いました。演題は「ユビキチン化によるスパイン形成とシナプス可塑性の制御機構」です。
posted on 11/01/2019 2:31 PM
約3万人の神経科学者が世界から集う北米神経科学学会(Society for Neuroscience)にて、昨年12月にご逝去された故・伊藤正男教授を記念したシンポジウム”Dissecting Cerebellar Function: A Prototypical Circuit Critical for Motor Learning and Cognition”をorganizeしました。
M. Kano (IRCN, Univ Tokyo, Japan), M. R. Carey (Champalimaud Center For the Unknown, Lisboa, Portugal), M. Yuzaki (Keio Univ, Japan), C. J. Stoodley (American Univ, Washington D.C.)の4名が発表しました。改めて伊藤先生の偉大さを実感させるシンポジウムでした。
posted on 10/21/2019 10:41 AM
「10周年でもまだ25周年でもないですが、柚﨑研究室を盛り上げお祝いする会」を10月14日に明治記念館にて行いました。1995年12月に赴任し翌1996年より、アメリカテネシー州メンフィスのSt. Jude Children’s Research Hospitalにて総勢3名にて柚﨑研は産声を上げました。その後2003年に現・慶應大医学部と併任を経て現在に至るまで、一緒に研究・教育に携わっていただいた方たちと共にお祝いの会を持ちました。遠路来ていただいた方々、当日は来れなかった方々、そしてお祝い会の準備をしていただいた方々に深く感謝します。これからも是非大きな船で、より遠いところまで皆で到達できるできるように頑張りたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
posted on 10/14/2019 2:09 PM
安田 涼平先生を迎えて第140回 Brain Clubを行いました。演題は「Postsynaptic biochemical computation underlying synaptic, circuit and behavioral plasticity」です。セミナーの後は神楽坂の酒ト壽とNico Chealseaで楽しいひと時。
posted on 09/17/2019 8:18 PM
三菱財団設立50周年記念シンポジウムで柚崎がTalkおよびパネルディスカッションに参加しました。シンポジウムでは高温超伝導等で有名な理研 十倉好紀先生のお話も聞けました。自然科学のみでなく人文科学・社会福祉事業まで幅広く支援を頂いている三菱財団に改めて敬意と感謝の念をいだきました。写真はこちら。
posted on 09/11/2019 7:58 PM
同志社大学・脳科学研究科で行われたリトリートにて柚崎が特別講演を行いました。演題は「はじめにシナプスありきー機能的・形態的なシナプス改変機構」でした。
posted on 09/10/2019 8:13 PM
日米脳情報交換セミナー(Current Trends and Future Directions of Synapse-Circuit Plasticity Research)にて柚崎は口演、大学院生の野澤と会見はポスター発表を行いました。今年は御殿場高原にて日本側が理研の村山正宜先生、米国側がDuke大のScott Soderling先生がオーガナイズしました。3日半にわたり密接な議論や交流が行われました。
posted on 09/06/2019 8:33 PM
第139回のBrain Clubはボルドー大学から有薗美沙先生をお招きして行いました。演題はLive STED microscopy reveals structural basis of astrocytic Ca2+ signals at tripartite synapsesです。
posted on 08/07/2019 5:14 PM
柚崎は6月27日にイギリスのKings’ College Londonにて行われたUK-DRIシナプスシンポジウムにてinvited talkを行いました。
posted on 06/27/2019 4:50 PM
CNRSよりFekrije Selimi先生をお迎えして第137回Brain Clubを行いました。タイトルは「Molecular control of synapse identity and plasticity in cerebellar Purkinje cells」でした(写真はセミナー後に研究室訪問時に撮影)。
posted on 06/19/2019 11:25 AM
柚崎は6月9日-14日にSouthern New Hampshire大学で行われたゴードン会議「Excitatory Synapses and Brain Function」にてinivted talkを行いました。
posted on 06/14/2019 4:38 PM
柚崎は6月7日にハーバード大学医学部(神経科学プログラム)にてセミナーを行いました。ホストは梅森久視先生です。
posted on 06/07/2019 4:32 PM
輪読会のお知らせを更新いたしました。初回は令和元年 6月21日(金)18:00 を予定しています。詳しくはScheduleをご参照ください。
posted on 05/29/2019 5:29 PM
posted on 05/27/2019 4:16 PM
posted on 05/24/2019 4:13 PM
柚崎は5月20-24日にフランスのRoscoffにてで行われたJacques Monod Conference(ligand-gated ion channels from atomic structure to synaptic transmission)にてinvited talkを行いました。ラボからは鈴木助教、松田恵子講師も参加しそれぞれポスター発表を行いまいsた。
posted on 05/24/2019 4:02 PM
井端さんの論文が、Neuron誌に5月6日(米国東部時間11時)にオンライン版に掲載されました。シナプスを新しく作り出す働きを持つタンパク質Cbln1が、神経活動に応じて神経細胞のライソソームから分泌されることを、マウスを用いた実験により明らかにした研究です。
ライソソームは、タンパク質を分解する酵素をもつ細胞内小器官であり、不要となった細胞内タンパク質の分解を担います。今回の研究によりCbln1は神経細胞の軸索にあるライソソームに存在することがわかりました。また神経活動が亢進すると、軸索からライソソームの内容物(タンパク質分解酵素とCbln1)がともに細胞外に分泌されることが初めてわかりました。これらの実験結果から、タンパク質分解酵素による細胞外環境の破壊と Cbln1によるシナプス形成が、協調して働くことによって、神経活動に応じたシナプスの再編が起きる可能性が示唆されます。シナプス再編は記憶・学習の実体であり、その障害は多くの精神疾患や神経発達症で報告されており、本研究の成果は正常発達機構やこれらの病態の理解と新しい治療法の開発につながることが期待されます。
プレスリリースはこちら
posted on 05/07/2019 12:00 AM
鈴木邦道助教(特任)の論文がFrontiers in Neurosci誌に出ました。新学術領域(グリアアセンブリ)の国際活動支援事業Young Gliaの一環としてドイツDZNEのAlexander Ditytatev研との共同研究の成果です。鈴木くんはco-first authorです。おめでとうございました。
posted on 05/06/2019 2:20 PM
第135 回Brain Clubは長谷川 成人先生(東京都医学総合研究所 認知症・高次脳機能研究分野)をお迎えして「認知症とプリオン様伝播」と題して行われました。
posted on 04/19/2019 4:39 PM
Brain Bee(脳科学オリンピック)日本代表候補4名が研究室に見学に来られました。1時間の講義の後に、プリズム適応や脳切片でのパッチクランプ法による電気記録などの実習を遅くまで熱心に学習しました。
Brain Beeは脳科学を学ぶ次世代を育むためにNPO法人「脳の世紀」が行っている行事で、日本神経科学学会や日本脳科学学会連合が後援しています。東北・中四国・九州・関東・関西地区の予選を勝ち抜いた4名の日本代表候補者はこの後で世界大会に向かいます。また7月の日本神経科学大会にて表彰式も行われます。
posted on 04/01/2019 5:23 PM
第134回Brain ClubはMatthew P. Anderson先生 (Harvard Medical School)をお迎えし、「Mapping the Circuits that Control Aggression via Autism Gene Convergence」と題して行われました。
posted on 03/30/2019 4:37 PM
第133 回Brain Clubは 塩見春彦先生(慶應義塾大学医学部 分子生物学教室)をお迎えし、「De novo DNA methylation and chromatin architecture during mouse gonocyte」(マウスゴノサイトにおけるDNAのメチル化とクロマチン構造)と題して行われました。
posted on 03/08/2019 4:35 PM
河野さんの博士論文が、Journal of PhysiologyのPerspective articleとしてhighlightしていただきました。とりわけ”These results by Kono et al. (2019) represent a major step forward to cut the Gordian knot regarding the precise subcellular localization of NMDARs in the cerebellar microcircuitry and the cellular mechanism of PF–CF signal integration.”(河野らの成果は、従来よく分からなかった小脳神経回路におけるNMDA受容体の存在部位とその機能を完全に解明するための大きな一歩を意味する)と褒めていただいています。ここで使われている「cut the Gordian knot」という表現は、「問題を一挙に解決する」という意味です。Gordius王によって結ばれて以来、誰もほどくことができなかった結び目(the Gordian knot)を、剣で両断するという画期的な方法で一挙に解決したアレキサンダー大王の故事に由来しています。
posted on 02/27/2019 9:38 PM
開智高等学校の「探求活動」の一環として、1年生の小美野君、清野さんの3名が柚崎研に来られました。簡単な講義のあと、熱心な質疑応答と研究室ツアーを行いました。次世代の方々に少しでも神経科学に興味をもっていっていただければ嬉しいです。
posted on 02/21/2019 7:00 PM
北海道教育大学附属函館中学校二年生の前田君、五十嵐君、町谷君の3名が、卒業研究の一環として柚崎研に来られました。簡単な講義のあと、熱心な質疑応答と研究室ツアーを行いました。将来少しでも神経科学に興味をもっていっていただければ嬉しいです。
posted on 02/20/2019 8:56 PM
英国医学研究会議(MRC: Medical Research Council)と日本医療研究開発機構(AMED)のMOC(協力に関する覚書)に基づいて、昨年ロンドンで開かれた日英神経科学シンポジウムに続き、第二回会議が千葉県木更津のかずさアカデミアホールにて2月9-11日の日程で開催されました。柚崎はAMED側からオーガナイザーとして参画しました。
posted on 02/11/2019 8:54 PM
第132 回 Brain Clubは山形敦史先生(東京大学 定量生命科学研究所 先端定量生命科学研究部門)をお迎えして「シナプスオーガナイザーの複合体形成と選択スプライシングによる制御の構造基盤」と題して行われました。
posted on 01/28/2019 4:33 PM
柚崎が名古屋大学環境医学研究所にてセミナー(医学特論)を行いました。”新しいシナプスのはじめかた(と壊しかた)How to Construct and Deconstruct Synapses”というタイトルです。山中(章弘)研や小坂田研を初めとする多くの若手研究者と交流し楽しい時を過ごしました。
posted on 01/25/2019 7:16 PM
第131 回 Brain Clubは飯野正光先生(日本大学医学部)をお迎えして「カルシウムイメージングで探る中枢神経系の生理と病態」と題して行われました。
posted on 12/21/2018 4:29 PM
第75回藤原シンポジウム(The Cerebellum as a CNS Hub)が、12月1日から4日の間、東京医科歯科大学にて行われました。水澤教授、筧教授がオーガナイザーとして、国外からTimothy Ebner, Michael Hausser, Germund Hesslow, Hong Jiang, Sheng-Han Kuo, Phil Hyu Lee, Stephen Lisberger, Mario Manto, Javier Medina, Chris Miall, Christopher Person, Stefan Plust, Jennifer Raymond, Jeremy Schmahmann, Reza Shadmehr, John Simpson, Peter Strick, Catherine Stoodley, Bing-Wen Soong, Peter Their, Dagmar Timmann, Jan Voogt, Chris De Zeeuw、さらに国内から気鋭の小脳研究者30名を招いた国際シンポジウムです。小脳研究の父である伊藤正男先生の90回目の誕生日のお祝いも兼ねていました。写真はこちら→
posted on 12/02/2018 3:44 AM
石田講師がかなえ医薬振興財団研究費に採択されました。
posted on 11/26/2018 4:10 PM
大学院生の会見くんと野澤くんの学振DCのお祝い会を行いました。おめでとう!
posted on 11/06/2018 4:03 PM
J Physiology (London)誌に博士課程4年の河野さんの学位論文が出ました。
記憶の基礎過程として考えられているLTPやLTDの発現にはNMDA型グルタミン酸受容体(NMDA受容体)が必須であることがよく知られています。これまでの研究で、運動学習に重要な小脳においても、NMDA受容体がLTDやLTPの発現に必要であることが示されていました。しかし成熟後には小脳プルキンエ細胞にはほとんどNMDA受容体が発現しません。では、一体どの細胞に発現するNMDA受容体が、どのようにLTP/LTDを制御するのでしょうか?この論文では、プルキンエ細胞、顆粒細胞、介在神経細胞それぞれにおいてNMDA受容体遺伝子を欠損させることによってこの問題に挑みました。
posted on 11/03/2018 1:24 PM
筋線維は筋芽細胞の融合によって作られます。筋芽細胞の融合は発達期のみでなく損傷後の筋再生時にも起き、厳密に制御されています。私たちがこれまでに小脳の登上線維の刈り込みと強化を制御する分子として発見したBAI3が、筋線維では筋芽細胞の融合に関与することがこれまでに示されていましたが、その詳細な分子機構はよく分かっていませんでした。この論文では、C1qL4がBAI3を抑制し、Stabilin-2が活性化することで筋芽細胞の融合を時空間的に制御することを明らかにしました(→論文はこちら)。小脳ではC1qL1-BAI3がシナプス形成を、筋ではC1qL4-BAI3が筋形成を制御することが極めて興味深いです。カナダのJean-François Côté研究室との共同研究として、慶應に短期来られたViviane Tranさんを大学院生の会見君と掛川准教授がお世話しました。
posted on 10/26/2018 1:25 PM
河﨑 洋志 先生(金沢大学医学系 脳神経医学教室)による第130 回 Brain Clubが行われました。タイトルは「マウスとフェレットを用いた大脳皮質形成機構の解析」です。
posted on 10/19/2018 3:56 PM
この度、JST ERATO(「ニューロ分子技術」・京大浜地総括・2018-2024年)の慶應大学拠点(代表・掛川)の整備のために、新たに特別研究員(技術員)を募集します。
本ERATO研究では、ケミカルバイオロジー分子技術の創成によって、神経活動や記憶・学習に伴うシナプスでの変化を、個々のたんぱく質分子レベルにおいて解明します。その結果として、正常および精神・神経疾患病態時におけるシナプスの変化を分子レベルで解明し、新しい治療・診断技術に繋げていくことを目指します。このために京大拠点(生物有機化学・超分子化学)と慶應大拠点(神経科学)との密接な共同研究が必須となります。
特別研究員の業務として、本研究の慶應大拠点としての事務・広報とともに、研究支援を行っていただきます。
(1)研究チームの一員として慶應大拠点に参加してみたいと思われる方
(2)責任感と協調性のある方
(3)研究経験・研究室勤務経験がある方(望ましいが必須ではありません)
は是非ご応募ください。
興味のある方は1)CV、2)2名のReference先(名前と連絡先)、3)着任希望日を書いて、柚崎研秘書(hirayama@keio.jp, yuri.y@keio.jp)までご応募下さい。お問い合わせもこちらまでお願いします。尚、応募書類は返却しませんのでご了承ください。待遇については慶應義塾大学大学規定に準じます。ポストが埋まり次第締め切ります。締め切りました。
posted on 10/14/2018 3:42 PM
この度、本研究室の大学院生の会見君(D3)および野澤君(D1)がそれぞれ、日本学術振興会特別研究員(DC)に採択内定となりました。おめでとうございました。
posted on 10/12/2018 3:43 PM
淡路島で行われたCold Spring Harbor Asiaシンポジウムにて柚崎がTalkしました。会見(D3)および野澤(D1)もそれぞれ、ポスター発表を行いました。
posted on 09/28/2018 3:22 PM
神経細胞の樹状突起の発達過程はin vitroでは完全に再現されません。例えば幼若型の神経突起はin vivoではいったん刈り込まれますが、この現象はin vitroでは見られずそのメカニズムはよく分かっていません。本研究では子宮内電気穿孔法を行ってin vivoにおける神経突起発達過程を観察することによって、caveolin-1がN-カドヘリンとL1のエンドサイトーシスを介して樹状突起の発達過程を制御することを明らかにしました。川内さんが鹿内さんとともに柚崎研に居られた時の仕事です。論文はこちら→
posted on 09/28/2018 1:29 PM
神経活動依存的に起きるシナプス後部でのAMPA受容体のエンドサイトーシスが、長期抑圧(LTD)の実体と考えられています。しかし個体レベルの記憶・学習が、果たしてシナプスレベルのLTDと因果関係があるのかどうかは十分にわかっていませんでした。このNeuron論文では、光照射によってLTDを制御できる新しい光遺伝学的ツールPhotonSABERを用いることにより、小脳平行線維ープルキンエ細胞間シナプスでのLTDこそが、眼球運動学習に必須であることを直接示すことに成功しました。掛川准教授、松田准教授(電通大)を中心として、加藤准教授(東海大)・深澤教授(福井大)・幸田教授(聖マリ医大)との共同研究の成果です。
本研究内容を紹介したVideo AbstractがNeuron誌に出ました。YouTubeはこちら→。
posted on 08/17/2018 12:53 PM
この度、人事異動および研究内容の拡大に伴い、新たに助教(特任)1名の募集を開始しました。待遇については慶應義塾大学大学規定に準じます。
神経活動や環境の変化に応じて、特定のシナプスが選択的に強化・減弱され、あるいは新たに形成・除去されます。この過程は記憶・学習の基礎過程であるのみでなく、さまざまな精神疾患や発達障害におけるコネクトミクスの変化の基盤であることが近年明らかになってきました。当研究室では、このような機能的・形態的なシナプス可塑性の分子基盤を、分子生物学・電気生理学・行動生物学的に解明することを目指しています。
分野としては
1.電気生理(脳切片やin vivo)あるいはイメージング分野に強いバックグランドを持つ方
2.分子生物学・形態学的分野に強いバックグランドを持つ方
のいずれかを想定しています。それぞれのバックグラウンドを活かし、是非一緒に日本発のシナプス研究を大きく発展させていきましょう。またラボで新たな技術を習得して将来のステップアップに繋げていただければと思います。
興味のある方は1)CV、2)研究の抱負、3)2名のReference先(名前と連絡先)を書いて、柚崎研(hirayama@z8.keio.jpあるいはyuri.y@keio.jp)までご応募下さい。お問い合わせもこちらまでお願いします。ポストが埋まり次第締め切ります。締め切りました。
posted on 08/14/2018 4:26 PM
Cerebellum誌に博士課程1年の野澤くんの論文が出ました。これまでに免疫組織染色に使用できる抗体が無いために、神経細胞のどの部位にNeuroligin-1が局在するのかよく分かっていませんでした。今回、野澤くんはHAエピトープタグをNeuroligin-1遺伝子に挿入したマウス(林研究員が作出)を用いることにより、抗HA抗体を用いて小脳におけるNeuroligin-1の局在を初めて明らかにしました。
posted on 07/26/2018 2:51 PM
慶應義塾大学医学部・生物学教室・梶村教授のお計らいで、本年も7月14日土曜日2時から医学部1年生を対象とした研究室へのツアーが行われました。試験前にもかかわらず、理工学部学生2名+医学部学生11名が熱心に講義と実習に参加しました。この中から何人かが将来に医学研究を志す種となって育っていくことを期待します。写真はこちら(2ページ目もあります)。
posted on 07/15/2018 1:32 PM
島田さんと小畠さんが新しくラボに参加されましたので歓迎のお昼会を行いました。どうぞ宜しくお願いいたします。
posted on 07/13/2018 2:14 PM
Northwestern大学のAnis Contractor研に留学する大塚くんの送別会を行いました。ますますの活躍を皆で祈っております。写真はこちら。
posted on 06/26/2018 2:06 PM
秘書の日をお祝いして皆でケーキを食べました。いつも有難うございます。写真はこちら
posted on 04/25/2018 2:11 PM
Stanford大学にてCenter for Molecular Neuroscience発足に当たり、4月20日にシンポジウムが行われました。柚崎はノーベル賞学者Thomas Sudhofに呼んでいただき、Keynote addressを行いました。このCenter for Molecular Neuroscienceはvirtualな組織であり、これまで長く続いてきた「Synapse Club」を発展的に解消し、シナプスの分子レベルでの働きを理解することによって神経回路や正常・異常脳機能を理解することを目指しています。Stanford大学医学部、神経生物学部のみでなくUCSFやUCSDなど近隣の大学の神経科学研究者が集っていました。今回の他のSpeakerはKang Sheng, Christian Rosenmund, Lu Chen, Julia Lalitsschmidt, Li Gan, Sue Ackerman博士です。
posted on 04/20/2018 6:53 PM
留学にあたり竹尾さんの送別会(写真はこちら)を行いました。Stanford大学Liqun Luo研です。充実した留学生活をお祈りします。
posted on 04/05/2018 7:20 PM
本年度の脳科学オリンピック(Brain Bee)候補生5名に対して柚崎研にて講義と実習(プリズム適応・パッチクランプ・共焦点顕微鏡にて神経細胞観察・Rotorodテスト)を行いました。とても鋭い質問をしてくる高1-高3の学生たちに接して、日本の脳科学研究も明るいと思いました。奥村先生、引率有り難うございました。
posted on 04/04/2018 6:08 PM
Dr. Kei Cho (United Kingdom Dementia Research Institute at King’s College London) gave a talk entitled “Synapse weakening mechanism: Potential therapeutic intervention for Alzheimer’s disease” at the 126th Brain Club. Here’s other photos.
posted on 04/03/2018 8:08 PM
OISTにて3月14-15日の2日間行われたMini Symposium: Synapses and Circuits — Development and Functionにて柚崎がTalkを行いました。SpeakerはXiaoqin Wang (John Hopkins), Dan Sanes (NYU), Yoko Yazaki-Sugiyama (OIST), Daniela Vallentin (Freie Universitat), Keiko Tanaka-Yamamoto (KIST), Wen-Biao Gan (Skirball, NYU), Hisashi Umemori (Harvard), Michisuke Yuzaki (Keio), Peter Scheiffele (Biozentrum), Yimin Zou (UCSD)でした。自由で活発なScientific Discussionを楽しみました。
posted on 03/14/2018 10:09 PM
平成30年3月5日-6日にUK-Japan Neuroscience SymposiumがLondonのRoyal Societyにて行われました。本シンポジウムは、AMEDとMRC(Medical Research Council)が署名した共同研究についての覚書に基づくものです。日英の大学、研究機関、研究支援機関、民間企業等より約90名が参加し発表とパネルディスカッションが行われました。柚崎は東大岩坪先生、理研合田先生とともに日本側のorgnizerを務めました。柚崎研関係者としては、鈴木君、そして電通大の松田君が口頭発表を行いました。写真はこちら。
posted on 03/06/2018 11:50 AM
Dr. George J. Augustine (Lee Kong Chian School of Medicine, NTU, Singapore) gave a talk entitled “Molecular Mechanisms of Short-term Synaptic Depression” at the 124th Brain Club.
posted on 02/23/2018 8:05 PM
Dr. Samuel Young (Molecular Auditory Research Department of Anatomy and Cell Biology, Department of Otolaryngology, University of Iowa) gave a talk, entitled “Uncovering the molecular mechanisms of presynaptic active zone protein regulation of neurotransmitter release” at the 123rd Brain Club.
posted on 02/20/2018 8:01 PM
第122回Brain Clubを 洲崎 悦生 先生(東京大学大学院医学研究科 システムズ薬理学分野)をお招きして行いました。タイトルは「CUBIC:多細胞システムの理解に向けたセルオミクスパイプライン」です。
posted on 01/26/2018 7:56 PM
第121回 Brain Club Seminarを野村寿博 先生(Department of Physiology, Northwestern University)をお招きして行いました。タイトルは「Aberrant GABA signaling in the developing sensory cortex in fragile X syndrome」でした。ほかの写真はこちら。
posted on 01/17/2018 7:51 PM
A new review on Synaptic Organizers “Two Classes of Secreted Synaptic Organizers in the Central Nervous System” has been published in Annual Review of Physiology.
posted on 12/12/2017 7:10 PM
第120回 Brain Club Seminarを武内 恒成 先生(愛知医科大学 医学部 生物学・細胞生物学)をお招きして行いました。タイトルは「糖鎖発現制御による神経損傷・脊髄損傷修復と創薬を目指した展開」でした。
posted on 12/01/2017 7:49 PM
井端さんの送別会を四谷三丁目のラ・タペリアにて行いました。新天地(聖マリアンナ医大)でのますますのご活躍を祈っています。写真はこちら。
posted on 11/28/2017 7:30 PM
第119回Brain Club Seminarを廣瀬 謙造 先生(東京大学大学院医学系研究科)をお招きして行いました。タイトルは「グルタミン酸イメージングと超解像顕微鏡法で明らかとなったプレシナプス機構」です。
posted on 11/24/2017 7:44 PM
ワシントンDCにて11月11-15日に行われた北米神経科学学会にて柚崎が招待特別講演(movie1)(movie2)を行いました。
posted on 11/15/2017 10:53 PM
Dr. Weilun Sun, supported by the Young Glia grant, came from Deutsches Zentrum für Neurodegenerative Erkrankungen e.V. (DZNE) and stayed in our lab to perform experiments with Kuni Suzuki. We all enjoyed his visit.
posted on 10/28/2017 7:17 PM
医学部1年生に対して研究室見学ツアーとして講義と実習を行いました。引率の梶村先生有り難うございました。
posted on 09/04/2017 7:11 PM
輪読会でも使用しているStanford大学のDr. Liqun Luoによる神経生物学の教科書”Pinciples of Neurobiology”の翻訳書が出版されました。東大の岡部教授と柚崎による監訳です。神経科学を深く学びたい学部学生や、大学院生にはとても良い、up-to-dateの教科書です。当教室出身の先生方も翻訳に携わっていただきました。
posted on 08/13/2017 3:24 PM
第118回Brain Clubを山田 朋子 先生(筑波大学 医学医療系 助教)を招いて行いました。タイトルは「小脳の分化と機能におけるエピジェネティクス」でした。
posted on 07/28/2017 7:41 PM
第117回Brain Club SeminarをYale大学の山崎世和先生によって行いました。タイトルは「GABAA受容体複合体形成と抑制性シナプス伝達を制御する新規補助サブユニットの同定」でした。
posted on 07/25/2017 7:38 PM
Dr. Scott Soderling (Depts of Cell Biology and Neurobiology ,Duke University ), gave a talk entitled “Neural Circuit Selective Analysis of Behaviors Relevant to Psychiatric Disorders” at the 116th Brain Club.
posted on 07/19/2017 7:23 PM
Dr. Stoyan Stoyanov, supported by the Young Glia grant, came from Deutsches Zentrum für Neurodegenerative Erkrankungen e.V. (DZNE) and stayed in our lab to perform experiments with Kuni Suzuki. We all enjoyed his visit. Please see other photos.
posted on 06/01/2017 6:16 PM
この度研究内容の拡大に伴い、新たに助教(特任)1名の募集を開始しました。待遇については慶應義塾大学大学規定に準じます。
神経活動や環境の変化に応じて、特定のシナプスが選択的に強化・減弱され、あるいは新たに形成・除去されます。この過程は記憶・学習の基礎過程であるのみでなく、さまざまな精神疾患や発達障害におけるコネクトミクスの変化の基盤であることが近年明らかになってきました。当研究室では、このような機能的・形態的なシナプス可塑性の分子基盤を、分子生物学・電気生理学・行動生物学的に解明することを目指しています。
今回は電気生理(脳切片・in vivo)あるいはイメージング分野に強いバックグランドを持つ方を特に想定しています。これらのバックグラウンドを活かしつつ、新たな技術(分子生物学や遺伝子操作)の習得によって将来のステップアップを目指される方は、是非、1)CV、2)研究の抱負、3)2名のReference先(名前と連絡先)を書いて、柚崎研(hirayama@z8.keio.jpあるいはyuri.y@keio.jp)までご応募下さい。お問い合わせもこちらまでお願いします。ポストが埋まり次第締め切ります。締め切りました。多数のご応募有り難うございました。
posted on 05/17/2017 6:38 PM
私たちの脳では興奮性神経伝達はグルタミン酸によって担われており、とりわけAMPA型グルタミン酸受容体は速い神経伝達を伝える重要な受容体です。シナプス後部におけるAMPA受容体の数が長期的に変化することこそが、記憶の最も基礎的な過程と考えられています。これまでAMPA受容体の数の変化については、固定標本において抗体染色によって行うか、あるいは蛍光プローブをつけた外来性AMPA受容体を発現させることによって研究されてきました。本研究では、全く新しい化学ラベル化法を開発することによって、脳内における内因性AMPA受容体を可視化し、その変化を経時的に観察することに成功しました。本成果はJST CRESTの支援を受けて行われた京大浜地研と柚﨑研による共同研究の成果です。Nature Communicationに掲載されました。
posted on 04/08/2017 7:10 PM
Dr. Anis Contractor (Department of Physiology, FSM and Department of Neurobiology, WCAS Northwestern University) gave a talk at the 115th Brain Club on April 6th. The title of the talk was “Life without Kainate Receptors: Insights from Kainate Receptor Knockout Mice.”
posted on 04/06/2017 9:46 PM
Dr. Jaewon Ko (Laboratory of Neural Circuits and Social Behaviours Department of Brain and Cognitive Sciences Daegu Gyeongbuk Institute of Science and Technology (DGIST), Korea) gave a talk at the 114th Brain Club on March 23rd. The title of the talk was “Molecular Principles of Neural Circuit Development: Synapse Organizers.”
posted on 03/23/2017 9:45 PM
毎年恒例の「サイエンス誌に載った日本人研究者」に掲載されました。この企画が始まってからでは2011年に次ぎ2度目の登場です。この冊子は誰でもダウンロードして読めますのでどうぞ。柚崎研の論文は44ページです。
posted on 03/21/2017 3:30 PM
新学術領域「スクラップ&ビルド過程による脳機能の動的制御」の第一回班会議が3月6日~8日軽井沢プリンスホテルにて行われました。ロッジに宿泊して夜遅くまで熱心にDiscussionが行われました。
posted on 03/16/2017 3:17 PM
軸索初節(AIS)は活動電位を発生する部位であり、Ankyrin Gによって形成が制御されることが知られています。しかしAnkyrin Gがどのように集積するのかはよく分かっていませんでした。このたび微小管架橋分子MTCL1がAISの形成と維持に必須の役割を果たすことを明らかにした論文がEMBO Jにpublishされました。横浜市大の佐竹さんと鈴木教授の研究です。柚崎研では竹尾さんと三浦さんが子宮内電気穿孔法や組織解析のお手伝いをした共同研究です。
posted on 03/16/2017 3:08 PM
新学術領域「神経糖鎖生物学」最終シンポジウムにて鈴木助教(特任)が優秀ポスター賞を受賞しました。おめでとう!
posted on 03/04/2017 3:43 PM
A new review on C1q family proteins “The C1q complement family of synaptic organizers: not just complementary.” has been published in Current Opinion in Neurobiology.
posted on 02/20/2017 4:44 PM
転写因子をコードするmRNAを導入することによって、iPS細胞から運動ニューロンに効率よくかつ急速に分化させる方法についてScientific Reportsにpublishされました。この論文はシステム医学講座の洪先生との共同研究の成果です。日経新聞などにも取り上げられました。
posted on 02/13/2017 4:50 PM
A reunion party of Keio Physiology Laboratories was held on February 11, 2017. A lecture was also given by Dr. Shibata. See photo.
posted on 02/11/2017 11:22 AM
On February 3 and 6, Dr. Radu Aricescu, a visiting professor from Oxford University, gave two lectures on entitled “Introduction to Modern Structural Biology.”
posted on 02/06/2017 11:15 AM
A review on the delta glutamate receptors (GluD) “A GluD Coming-Of-Age Story (デルタ受容体の成人の日)” has been published in Trends in Neuroscience.
posted on 01/21/2017 4:55 PM
Dr. Yuzaki participated and gave a talk at the NUS-Keio Joint Symposium at the National University of Singapore on January 10-11th, 2017. See photos.
posted on 01/11/2017 4:48 PM
シンポジウム「脳神経回路研究の最前線2017―脳神経回路の形成・動作原理の解明と制御技術の創出」が1月20日(金)10時30分からコンファレンススクエアM+ (丸の内の三菱ビル10F)にて開催されますした。AMED-CREST研究費に採択された8つの研究チームによるシンポジウムです。ライフサイエンス・医療研究に従事されている方々や、脳の仕組みに興味のある一般の方々までを対象にした企画です。参加締めきりは13日までです。詳細はこちらまで。
posted on 01/05/2017 10:20 PM
Otsuka-kun’s thesis paper has been published in J Neurosci. This work was done in collaboration with Dr. Konno (co-first author) in Prof. Watanabe’s laboratory and Dr. Abe in Prof. Sakimura’s laboratory. It was featured as “This Week in The Journal.”
posted on 11/17/2016 2:08 PM
Dr. Yuzaki gave a talk at The 47th NIPS International Symposium “Decoding Synapses,” held at the National Institute of Physiological Science on October 26-28, 2016.
posted on 10/28/2016 4:40 PM
Prof. Yuzaki gave a talk at the OIST mini-symposium/the Core-to-Core program of JSPS, entitled “Nanoscale mechanisms of synaptic functions,” which was held on September 25- 27 at Okinawa. Other speakers include: Larry Trussell, Robert Edwards, Volker Hauck, Nils Brose, Ege Kavalali, Ian Forsythe, Peter Jonas, Stephan Sigrist, Reinhard Jahn,Ryuichi Shigemoto, Stephan Hallermann, Alan Marty, Tobias Moser, Ko Matsui, Hiroaki Misonou, Haruhiko Bito, Shinya Kawaguchi, Toshihisa Otsuka, Sumiko Mochida and Tomoyuki Takahashi.
posted on 09/30/2016 6:14 PM
一般向けの慶應発のサイエンス紹介ページKOMPASに松田恵子講師の総説が掲載されました。
posted on 09/06/2016 12:53 PM
今年度よりスタートした科研費新学術領域研究「スクラップ&ビルドによる脳機能の動的制御」では、下記の通りキックオフシンポジウムと公募研究説明会が開催されます。、盛況のうちに終了しました。
日時:2016年9月8日(木)13:00-17:00
会場:東京大学理学部1号館小柴ホール
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_25_j.html
詳しくは科研費新学術領域研究「スクラップ&ビルドによる脳機能の動的制御」まで。
http://www.scrapandbuild.bs.s.u-tokyo.ac.jp/
posted on 09/06/2016 12:49 PM
柚崎研と英国オックスフォード大学のアリセスク研が共同責任著者の論文が7月15日のオンライン版Scienceに掲載されました。本研究では、神経細胞と神経細胞の繋ぎ目である「シナプス」をつなぐ架け橋の構造を明らかにし、神経細胞が互いに連動して神経ネットワーク機能を調節する新しいメカニズムを解明しました。本研究成果は”This week in Science“でも「Transmitting signals across the synapse(シナプスを越えたシグナル)」として紹介されました。
シナプスでは、シナプス前部からグルタミン酸が放出され、シナプス後部のグルタミン酸受容体に結合することによって次の神経細胞に興奮が伝達されます。さらにシナプス前部からは、免疫系の「補体」に似た分子群も放出されてシナプス機能を調節することをこれまでに当研究室で明らかにしてきました。しかし、グルタミン酸を介した興奮伝達経路と、補体ファミリー分子によるシナプス調節経路がどのように連動するのかはよく分かっていませんでした。
小脳神経回路では、シナプス前部はシービーエルエヌ1(Cbln1)と呼ぶ補体ファミリー分子を放出し、シナプス前部に存在するニューレキシン(Nrx)という受容体に結合します。一方、Cbln1はシナプス後部のデルタ2型グルタミン酸受容体(GluD2)にも同時に結合してシナプス形成を引き起こします。今回、Nrx-Cbln1-GluD2という3者複合体の構造が初めて解き明かされました。その結果、Cbln1は接着剤のようにシナプス前部とシナプス後部をつなぎとめる働きをするのみでなく、シナプス後部のGluD2の働き方そのものを精妙に調節することによって、シナプスにおける興奮伝達の起きやすさ(=記憶・学習過程)を制御することが明らかになりました。
補体ファミリー分子・Nrx・グルタミン酸受容体は小脳以外のさまざまな脳部位にも存在しています。従って、今回明らかになった、補体ファミリー分子によるグルタミン酸受容体の機能調節メカニズムはさまざまな神経回路でも同様に働いていると予想されます。
posted on 07/15/2016 10:09 AM
グルタミン酸受容体はグルタミン酸の結合によってリガンド結合部位のコンフォメーションが変化します。リガンド結合部位の適当な部位に2つのHis残基を導入し、Pd分子投与によってコンフォメーションを変化させることによって、イオンチャネル型および代謝型グルタミン酸受容体の活性化・不活性化を人工的に調節する方法が開発されました。この研究は京大・浜地研の清中・窪田先生のお仕事で、6月28日にNature Chemistry誌にAOPとして掲載されました。柚崎研はCREST分担研究として参加しています。
posted on 06/28/2016 2:57 PM
本研究室では、前任者の栄転と研究内容の拡大に伴い、新たに助教1-2名の募集を開始しました。これまでの実績に応じて、助教(医学部)ないし助教(特任)の職位を想定しています。待遇については慶應義塾大学大学規定に準じます。
神経活動や環境の変化に応じて、特定のシナプスが選択的に強化・減弱され、あるいは新たに形成・除去されます。この過程は記憶・学習の基礎過程であるのみでなく、さまざまな精神疾患や発達障害におけるコネクトミクスの変化の基盤であることが近年明らかになってきました。当研究室では、このような機能的・形態的なシナプス可塑性の分子基盤を、分子生物学・電気生理学・行動生物学的に解明することを目指しています。
これらの分野に関心があり、将来のステップアップを目指される方は、是非、1)CV、2)研究の抱負、3)2名のReference先(名前と連絡先)を書いて、柚崎研(hirayama@z8.keio.jpあるいはyuri.y@keio.jp)までご応募下さい。お問い合わせもこちらまでお願いします。ポストが埋まり次第締め切ります。締め切りました。たくさんの応募有難うございました。
posted on 06/06/2016 9:27 PM
松田恵子講師とTim Budisantoso君が第一著者の論文が4月28日のオンライン版 Neuronに掲載されました。
グルタミン酸受容体のうちカイニン酸受容体は、記憶・学習に重要な脳部位である海馬の特定のシナプスに特に多く存在し、他の受容体には無いゆっくりとした伝達速度によって、海馬の神経ネットワーク活動の統合に必須の働きをします。しかし、カイニン酸受容体がどのような機構で特定のシナプスにのみ組み込まれるのか、そのメカニズムは良く分かっていませんでした。本論文ではは、神経細胞がC1ql2 およびC1ql3と呼ぶたんぱく質を分泌することによって、カイニン酸受容体を直接集めてくることを発見しました。また、C1ql2とC1ql3を欠損したマウスの海馬では、カイニン酸受容体がシナプスに組み込まれず、てんかんを人工的に誘導する刺激を与えてもてんかん発作が起きにくくなることが分かりました。
C1ql2、C1ql3はさまざまな脳部位にも存在し、それぞれの神経回路のシナプスへのカイニン酸受容体の組み込みと機能を制御することで適切な神経ネットワーク活動を作り上げると考えられます。本研究の成果は、てんかんや自閉症の原因解明と治療法開発に役立つことが期待されます。
本論文は、Neuron誌の今月の注目論文としてPreview “Synaptic Menage a Trois”として紹介されました(ménage à troisの意味は各自お調べください。)
posted on 04/29/2016 4:05 PM
幸田准教授が4月1日より聖マリアンナ医科大学生理学教室教授として栄転しました。1996年に聖ジュード小児研究病院にて柚崎研が誕生した際の最初のポスドクとして参加して以来の(途中に一時東大精神科に戻っていましたが)最も古い創立期メンバーの門出です。今後ますますのご活躍をお祈り致します。
4月15日に遅ればせながらお祝い会(壮行会)をArt Complexで行いました。幸田先生自らViolin奏者として、三浦さん(Violin)、野澤君(Viola)、竹尾さん(Cello)によって素晴らしい弦楽四重奏が行われました。写真はこちら→
posted on 04/15/2016 2:59 PM
竹尾助教(特任)のNotchによるシナプス制御についての論文がScientific Reportsに掲載されました。富田研での仕事がついにまとまったものです。おめでとうございました。
posted on 04/07/2016 10:35 PM
Dr. Christophe Mulle (CNRS, University of Bordeaux, Bordeaux, France) gave a talk entitled “Synaptic dysfunction in a memory circuit in models of Alzheimer’s disease” at the 108th Brain Club on March 28th.
posted on 03/28/2016 2:48 PM
今年初めての試みとして柚崎研から2チームが多摩川リバーサイド駅伝に参加しました。Cbln1チームとC1qL1チームです。お疲れさまでした!
posted on 03/20/2016 2:53 PM
3月15日に2016年の歓送迎会を行いました。今回は大学院生の野澤君(修士課程)と会見君(博士課程)の歓迎と、長年研究室を支えてくれた鳴海君の送迎です。鳴海君の好物(唐揚げなど)を各種取りそろえてラボで行いました。写真はこちら。
posted on 03/15/2016 2:39 PM
東芝のオンラインマガジン「ゑれきてる」に柚崎の一般向けのインタビュー記事が掲載されました。
posted on 03/15/2016 11:18 AM
Prof. Ryohei Yasuda (Scientific Director, Max Planck Florida Institute for Neuroscience) gave a talk entitled “Illuminating signal transduction in single dendritic spines” at the 107th Brain Club.
posted on 02/08/2016 10:55 AM
掛川・松田・柚崎の総説「補体C1qファミリー分子とシナプス形成・維持」がAnnual Review神経2016に掲載されました。
posted on 01/27/2016 3:45 PM
Prof. Takao Hensch (Children’s Hosp, Harvard Univ) gave a talk entitled “Balancing plasticity/stability across brain development” at the 106th Brain Club.
posted on 01/18/2016 10:45 AM
掛川講師が坂口光洋記念慶應義塾医学振興基金医学研究奨励賞を受賞しました。1 月5 日に行われた恒例の医学部新年祝賀式にて表彰されました。おめでとうございました!
posted on 01/05/2016 4:34 PM
新たな教科書を読み始めます
Stanford大学でneurobiologyを教えてきた著者 Dr. Liqun Luoが一人ですべて書かれた神経生物学のテキストです。神経生物学の勉強をしたい方、英語の勉強をしたい方、輪読会に興味のある方、どなたでも、ぜひ参加をお待ちしています。
毎週土曜日 AM 10:00~1時間程度を予定していますが、詳細はお問合せください。開催日は参加者の話し合いによって変更も可能です。見学も大歓迎です。
posted on 12/08/2015 3:33 PM
posted on 12/07/2015 8:15 PM
Prof. Nils Brose (Max Planck Institute) gave an invited talk on “Neuroligins at inhibitory synapses – from synaptogenesis to autism spectrum disorders.” After the seminar, we had fun time in a local Japanese restaurant.
posted on 10/28/2015 12:37 PM
Prof. Yuzaki gave an invited talk at Northwestern Univ on October 16th.
posted on 10/16/2015 12:53 PM
Prof. Yuzaki gave an invited talk at the 7th MCCS-Asia Meeting, which was held in Shanghai, China on September 20, 2015.
posted on 09/20/2015 12:45 PM
“Dr. Douglas Forrest (NIH) gave an invited talk at the 104th Brain Club on “Transcriptional and hormonal control of photoreceptor diversity.
posted on 09/14/2015 12:30 PM
竹尾さんの論文が9月9日号のJ Neurosciに載りました。This Week in The Journalとして注目論文2つのうちの一つとして取り上げられました。子宮内電気穿孔法とinducible knockdown/knockout法を駆使して、転写因子RORalphaが発達期の細胞移動、樹状突起形成と除去、棘突起発達、さらに成熟後の樹状突起と棘突起維持などさまざまな機能をもつことを初めて明らかにした論文です。
posted on 09/10/2015 3:20 AM
神戸にて2015年7月28-31日に行われた第38回日本神経科学大会が無事に終了しました。お手伝いしていただいた多くの方々、また積極的にご参加いただいた皆様、大変有難うございました。会期中にとった記念写真です。左より岡部プログラム委員長(東大)、柚崎大会長(慶大)・平井実行委員長(群大)、幸田実行副委員長(慶大)です。
(9月7日追記)大会期間中のスナップ写真も大量に公開されましたのでご覧下さい。
posted on 08/15/2015 5:58 PM
Our work has been featured in the “Keio Research Highlights.”
posted on 08/14/2015 12:40 PM
Prof. Giovanna Mallucciのお招きで、柚崎は7月6日にUniv. CambridgeにてInvited Seminarを行いました。Talkを行ったLecture TheatreはClifford Allbutt Buildingにあり、2013年まではLaboratory of Molecular Biology (LMB)のあったところです(現在は新しい建物に移転)。LMBはDNAの二重らせん、筋収縮、ウイルスの構造の発見などが為された分子生物学の発祥地の一つです。10ものノーベル賞が出ているとか。
posted on 07/06/2015 3:47 PM
柚崎は今年6月よりJournal of Physiology (JP)のEditorial Boardに入りました。Editorial Board会議は7月4日にLondonのHudgkin Huxley Houseにて行われました。JPは言わすと知れた生理学の名門誌で過去にHodgkin, Huxley, Katz, Starling, Sherrington, Hillらのノーベル医学生理学賞受賞者を輩出しています。会議の後の懇親会の様子はこちら。
posted on 07/04/2015 4:26 PM
posted on 06/30/2015 10:25 PM
実験医学7月号に掛川・柚崎の日本語総説「強きを助け弱きをくじく」-シナプス刈り込みを担う新規C1ql1シグナリング」が載りました。
posted on 06/22/2015 8:17 PM
川内健史君の送別パーティをOsteria Quattro Valliにて行いました。先端医療センター研究所 上席研究員として神戸に栄転されます。
posted on 06/02/2015 8:10 PM
Dr. Peter Scheiffele gave a talk at the 100th memorable Brain Club seminar.
posted on 05/07/2015 8:05 PM
A party was held in the lab to welcome Drs. Arai, Kohno, Tomizuka and Hayashi with assorted Sushi and sparkling wines.
posted on 04/21/2015 8:03 PM
Dr. Malenka gave a talk at the 97th Brain Club Seminar.
posted on 03/10/2015 7:59 PM
Tim Budisantoso君と倉内さんの送別パーティをOsteria Quattro Valliにて行いました。
posted on 02/24/2015 7:53 PM
第18回アイセムス国際シンポジウム:第15回国際細胞膜研究フォーラムが3月2日から4日に行われ柚崎はinvited talkを行いました。
posted on 02/23/2015 9:49 PM
「脳神経回路研究の最前線2015」として、一般の方を対象とした第2回CREST一般公開シンポジウムが2月21日(土)に行われました。柚崎は第1回に引き続き発表を行いました。
posted on 02/23/2015 9:14 PM
High Impact Science vs. High Impact JournalsというテーマでRIKEN BSIでのパネルディスカッションに柚崎は参加しました。ポスドクの会の人に呼ばれたので気楽に考えていたら、残りのパネラーが利根川進先生と甘利俊一先生ということで、大変驚きでした。
posted on 02/17/2015 9:02 PM
posted on 02/05/2015 3:59 PM
補体ファミリーに属する新しいシナプス形成・維持分子C1ql1を発見した論文がNeuronに掲載されました。Featured Articleにも選ばれました。JSTからのプレスリリースはこちら。慶應大学でのプレスリリースはこちら。サイエンスポータルはこちら。
posted on 01/22/2015 10:45 AM
エルゼビアから単行本「Brain Extracellular Matrix in Health and Disease」が出版されました。第2章Neural ECM and Synaptogenesisを柚崎が分担執筆しています。
posted on 11/11/2014 10:55 AM
松田講師が11月1日付けで電気通信大学・准教授として栄転しました。ラボの皆に惜しまれつつ10月29日にAllice Gardenにて壮行会を行いました。今後益々のご活躍をお祈り致します。
posted on 11/01/2014 1:52 AM
第4回ECMnet meetingがトルコ(Antalya)で行われました。日本から新学術領域と共催セッションを企画し、慶應大から柚崎と鈴木、名古屋大学から門松先生、神戸薬科大学から北川先生が口演を行いました。
posted on 10/02/2014 6:17 PM
横浜での神経科学学会にて安田涼平(Max Planck Florida)、Beth Stevens(Harvard Univ)、掛川渉(慶應大)、竹尾ゆかり(慶應大)、鈴木邦道(慶應大)、津田佐知子(埼玉大)、柚崎(慶應大)の7名で楽しい時を送りました。
posted on 09/13/2014 6:40 PM
ミラノでのFens ForumにてRadu Aricescu (Oxford Univ, UK), Michi Yuzaki (Keio Univ, Japan), Cagla Eroglu (Duke Univ, USA), Yuki Goda (RIKEN BSI, Japan)とともにシンポジウム「Old but new synaptic organizers: diverse but common mechanisms」をorganizeしました。シンポジウム後にSardina料理のお店にて(Nochola AllenがRaduの写真入りスマホを持っています)。
posted on 07/15/2014 12:02 PM
ローマにて7月3-4日に第6回国際小脳学会シンポジウムにて招待講演を行いました。
posted on 07/03/2014 1:46 AM
デルタ1型グルタミン酸受容体(GluD1)は、デルタ2型受容体(GluD2)とともに、グルタミン酸受容体ファミリーに属しながらも機能がよく分からず、孤児受容体として扱われてきました。またGluD1タンパク質は成熟脳にはほとんど存在しないとも考えられてきました。ところが、ヒト精神疾患におけるGluD1遺伝子の異常が近年相次いで報告され、GluD1遺伝子欠損マウスにおいても攻撃性亢進や社会性低下などの表現型がみられることがわかり、GluD1の機能が注目されています。この度、GluD1特異的抗体を開発することによって、成熟脳においても大脳・辺縁系・線条体・小脳などさまざまな脳部位に特異的にGluD1が発現することを初めて明らかにしました。特に小脳ではGluD1遺伝子欠損によって、平行線維(顆粒細胞軸索)と介在神経細胞の間のシナプスが有意に減少することを見いだしました。
本成果はJournal of Neuroscience誌に掲載され、This Week in The Journalに取り上げられました。北大医学部・渡辺研を中心とした新潟大脳研・崎村研との共同研究の成果です。
posted on 06/06/2014 3:34 PM
IST AustriaにおいてInivited talkを行いました。Prof. Shigemotoのお誘いでした。
posted on 05/19/2014 1:41 AM
特任研究員1名を募集中です。
1)分子生物学および細胞培養等の基礎技術を習得していること。
2)マウスを扱ったことがあること。
他の研究者の補助や研究室全般のマネージメントを補佐していただきます。ただし相談の上で独自のテーマを持って研究を遂行することも積極的に支援します。当研究室での仕事を通して、神経科学研究の最前線に貢献するとともに自分のキャリアアップを目指したい、という意欲的でかつ責任感のある人を求めています。
今回の募集は締め切りました。 多数のご応募ありがとうございました。
posted on 05/05/2014 1:39 AM
[pe2-image src=”http://lh3.ggpht.com/-X3T30fWkt24/VKPKAwYUn9I/AAAAAAAAHtM/lAWcjMzcB58/s144-c-o/DSC_0846.JPG” href=”https://picasaweb.google.com/101814079237097441770/CherryBlossomViewingYotsuya#6098940434725511122″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_0846.JPG” pe2_single_image_size=”w200″ pe2_single_video_size=”w200″ ][pe2-image src=”http://lh6.ggpht.com/-xF_v6UG-kT4/VKPJ6OnuXSI/AAAAAAAAHs8/ApkAK3fZmoc/s144-c-o/DSC_0843.JPG” href=”https://picasaweb.google.com/101814079237097441770/CherryBlossomViewingYotsuya#6098940322584091938″ caption=”” type=”image” alt=”DSC_0843.JPG” pe2_single_image_size=”h200″ ]
四ッ谷で花見をしました。
posted on 04/01/2014 7:01 PM
このたび、柚崎をPIとして、Oxford大学Radu Aricescu博士、ドイツ神経変性疾患研究所(DZNE)のAlexander Dityatev博士との国際共同研究「Bridge over troubled synapses: synthetic extracellular protein scaffolds for neuronal connectivity」が2014年度のHuman Frontier Science Program(HFSP)の研究グラントとして採択されました。841件の応募の中から若手枠10件を除けば24件のみが採択された厳しい競争でした。3年間続きます。
posted on 03/28/2014 12:25 PM
[pe2-image src=”http://lh4.ggpht.com/-9FcpHhdZMWU/VKPPDPscMII/AAAAAAAAHuQ/FnjVBGkzIv4/s144-c-o/R0012633.JPG” href=”https://picasaweb.google.com/101814079237097441770/WelcomeFarewellParty2014#6098945975049269378″ caption=”” type=”image” alt=”R0012633.JPG” pe2_single_image_size=”w200″ ]
名取さんの送別と海老根さん、岩本君の歓迎パーティを行いました。
posted on 03/26/2014 7:24 PM
posted on 03/20/2014 12:00 PM
このたび掛川講師が入澤記念若手賞を受賞しました。おめでとう!入澤記念若手賞は心臓・循環およびイオンチャネル・トランスポーターに関連する領域で独創的・萌芽的な基礎研究を行っている日本生理学会の若手研究者を奨励することを 目的とした賞です。
posted on 03/17/2014 12:16 PM
重い障がいを抱えた 障がい児と家族を地域で支える「
うりずん」が3月7日に特定非営利活動法人(認定NPO法人)として認められました。またうりずんの理事長である高橋昭彦先生が3月13日に
第10回ヘルシーソサイエティ賞を受賞しました。おめでとうございます。支えてくださった皆様に感謝いたします。引き続き
ご寄付を含めてご支援をお願いいたします。柚崎はうりずんの理事としてお手伝いしています。
posted on 03/13/2014 12:08 PM
鈴木邦道君、竹尾ゆかりさん、Tim Budisantoso君が学術振興会の特別研究員(PDと外国人研究員)に選出されました。おめでとう!
posted on 02/03/2014 11:45 AM
一つの神経細胞に入力する興奮性シナプスと抑制性シナプスの形成と機能は相互に連動して制御されていると考えられていますがその実体はよく分かっていませ ん。この論文では小脳平行線維が分泌し、平行線維-プルキンエ細胞間の興奮性シナプスの形成と機能を強力に促進するCbln1が、介在神経ープルキンエ細 胞間の抑制性シナプスの形成と機能を抑制することを明らかにしました。この研究はEuropean Journal of Neuroscience誌に掲載されました。大学院生OBの石田さん(現在米国留学中)を中心とする仕事です。
posted on 02/03/2014 11:40 AM
慶應医学会例会・新学術領域・Brain Club共催でのミニシンポジウム「Neuronal function and dysfunction mediated by protein glycosylation」を1月8日に開催しました。米ファイザー・神経科学部門のMichael D. Ehlers博士、マグデブルグ大学/ドイツ神経変性疾患センターのAlexander Dityatev博士をお招きし、活発な討論が行われました。
posted on 02/03/2014 11:28 AM
総合リハビリテーション2014年01月号 ( Vol.42 No.1)の「特集 脳科学の進歩-最近のトピックス」に幸田・柚崎の総説「神経機能回復の基礎過程としてのシナプス可塑性」が掲載されました。
posted on 01/30/2014 11:34 AM
シナプス可塑性の1つである長期抑圧(LTD; Long-Term Depression)は、樹状突起におけるAMPA受容体の数が減少することによって、シナプスでの情報伝達の効率が長期的に低下する現象です。しかし どのようなメカニズムによってAMPA受容体の数が制御されるのかは良くわかっていません。このメカニズムの解明は脳機能の理解を深めるのみではなく、さ まざまな脳神経疾患の解明や治療法の開発に繋がることが期待されています。
細胞膜に存在する「膜タンパク質」は細胞内で合成された後に細胞膜(細胞表面) へと運ばれます。膜タンパク質は細胞外の情報を受け取り、細胞内に伝達する機能を果たします。例えばAMPA受容体はグルタミン酸と結合することによって 神経細胞を興奮させます。細胞表面に存在する膜タンパク質の量は、細胞内から細胞膜への輸送と、細胞膜から細胞内へ取り込む速度のバランスによって精密に 制御されています。この後者の過程は一般にAP-2あるいはAP-3Aアダプタータンパク質によって制御されます。しかしAMPA受容体の細胞内への輸送 がどのようにアダプタータンパク質によって制御されるのかはこれまで謎でした。
松田信爾講師は、この論文においてAMPA受容体と強固に結合するタンパク質である Stargazinが、神経活動の亢進に伴って脱リン酸化されるとAP-2およびAP-3Aに強く結合することを発見しました。その結果、AMPA受容体 -Stargazin複合体は細胞内へ効率よく取り込まれ、長期に渡って細胞表面のAMPA受容体の数が減少します。今回の研究により、これまで謎であっ た記憶・学習に直結するAMPA受容体の細胞内輸送機構が初めて明らかになりました。Nature Communicationsにオンライン掲載となりました。
posted on 11/12/2013 9:07 PM
掛川渉講師が第42回かなえ医薬振興財団研究助成金を受賞しました。10月30日に贈呈式が行われました。
posted on 11/01/2013 11:28 AM
Cold Spring Harbor Asia Conferencesにて10月21-25日の間行われたシンポジウム「Development, Function and Disease of Neural Circuits」にて柚崎が招待講演を行いました。さらに10月26日に浙江大学でのミニシンポジウムにて講演を行いました。
posted on 10/26/2013 4:39 PM
デルタ2受容体を欠損したヒトの2家系の報告がNeurology誌に掲載されました。私たちが以前にマウスの突然変異ho-15Jで報告したものと全く同じexon 2が欠失しています。ヒトではマウスと異なり小脳萎縮が進行性に進むことが特徴的です。デルタ2受容体遺伝子座は非常に変異が起きやすい部位として知られており、今後もデルタ2受容体を欠損する家系は見つかるものと考えられます。この研究は Harvard大学Ganesh Mochida先生と北海道大学渡辺研究室との共同研究です。
posted on 10/03/2013 7:12 PM
有楽町朝日ホールにて2013年9月11日に行われた第21回脳の世紀シンポジウムにて柚崎が一般講演を行いました。当日は金澤先生の開会のご挨拶に引き続き、伊藤正男先生より特別講演が行われ、引き続き大阪大学武田雅俊先生、慶應大学柚崎、大阪大学田中先生、理研BSI黒田先生の順に講演が行われ、津本先生のご挨拶により閉会となりました。
posted on 09/15/2013 7:51 PM
パシフィコ横浜にて9月11日から13日の間行われた第86回日本生化学会大会において、シンポジウム「細胞が持つリサイクルシステム研究の新展開 」にて、松田(信)講師が発表しました。また川内講師はシンポジウム「メンブレントラフィックの新局面:多様な細胞現象との連携による生理機能の制御」を主催し発表しました。
posted on 09/13/2013 9:41 PM
英国大使館にて2013年09月05日~06日に行われたMRC-JST共同ワークショップ「次世代光学顕微鏡を利用した神経科学・疾患への挑戦」に柚崎が参加し、今後の二国間共同研究の可能性について討議を行いました。
posted on 09/11/2013 7:41 PM
脳科学研究戦略推進プログラム・包括脳合同企画として名古屋国際会議場にて平成25年8月31日に「生活習慣脳-生涯に亘る脳と心の健康のために-」と題したシンポジウムの 司会・ファシリテーターを東京医科歯科大の岡澤先生とともに柚崎が行いました。当日は脳プロ課題Eから理研BSI下郡先生、国立精神・神経センター功刀先 生、東京医科歯科大水澤先生に加えて、山口大学精神科渡邉先生、京都大学井村先生からのご講演に引き続き、「生涯に亘る脳と心の健康」を維持するための戦 略について活発な総合討論が行われました。
posted on 08/31/2013 4:28 PM
2013年8月11日から16日まで米国New Hampshire州New Londonにて行われたGordon会議(小脳)にて柚崎がinvited talkを行いました。発生・神経回路・シナプス可塑性・・運動学習・病態などさまざまな観点から小脳について熱い議論が行われました。
posted on 08/20/2013 4:41 PM
脳21(2013年7月号)「脳とトランスポートソーム」に掛川・幸田・柚崎の総説「シナプスを形成するばかりじゃない―δ2型グルタミン酸受容体とCbln1による新しいシナプス可塑性機構」が掲載されました。
posted on 08/01/2013 9:42 PM
2013年7月26日に新潟大学脳科学研究所で行われた第43回新潟神経学夏期セミナーにて柚崎が講演を行いました。
posted on 07/28/2013 4:27 PM
滋賀県・ラフォーレ琵琶湖において2013年7月23日~25日の間、新学術領域「神経糖鎖生物学」班会議に参加しました。当研究室からは柚崎、松田、大塚、鈴木が参加し、熱い討論を行いました。
posted on 07/25/2013 7:21 PM
2013年7月18日-20日に米国シアトルにて行われたThe US-Japan Brain Research Collaborative Programが行われました。今回のテーマは“Current Trends and Future Directions of Synaptic Plasticity Research”です。当教室からは柚崎のinvited talkに加えて特任助教の鈴木君、大学院生の大塚君がポスター発表を行いました。
posted on 07/22/2013 4:15 PM
当研究室出身(助教→スイス留学中)の飯島崇利博士が、2013年度の日本神経化学会奨励賞を受賞しました。おめでとうございます!神経科学学会の石田さんと合わせてダブル受賞です。
posted on 06/23/2013 12:00 PM
2013年6月9日から14日までスイス・Les Diableretsにて行われたGordon会議(興奮性シナプスと脳機能)にて柚崎がinvited talkを行いました。興奮性シナプスの前部および後部における制御機構や構造、そして記憶・学習にともなう機能的・形態的可塑性や病態についてさまざまなアプローチから熱い議論が行われました。
posted on 06/15/2013 4:13 PM
幸田講師(専任)が准教授に昇進しました 😀 また、鈴木邦道くん(助教(特任))、Timotheus Budisantosoくんが研究室に参加しました。
posted on 05/01/2013 9:15 AM
当研究室で学位を取得した石田綾博士(現在米国留学中)が、2013年度の日本神経科学学会奨励賞を受賞しました。おめでとうございます!
posted on 04/30/2013 6:52 PM
柚崎が文部科学省より、平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞しました。写真は同時に受賞となった富山大学の井ノ口馨先生、生理学研究所の伊佐正先生グループ(京都大学・渡邉 大先生、福島県立医大・小林和人先生)、若手科学賞受賞の大阪大学・栁澤先生との記念写真です。詳細はこちら。
posted on 04/28/2013 7:00 PM
神経細胞間の情報のやりとりはシナプスで行われます。シナプスの伝達効率の長期的抑圧(LTD)は、脳における記憶・学習の基礎過程です。小脳においては、学習により小脳顆粒細胞―プルキンエ細胞間のシナプス伝達にLTD)が起きることが運動に関与する記憶(巧緻性やタイミングなど)に必須の役割を果たします。LTDは一般にシナプス後部の神経細胞において、グルタミン酸を受け取るAMPA型グルタミン酸受容体の数の低下によって起こります。小脳LTDの特徴は、これに加えてプルキンエ細胞に特異的に存在するデルタ2型グルタミン酸受容体を必要とすることです。この原因やメカニズムは謎のまま長年残されていました。本論文ではついにこの謎を解くことに成功しました。デルタ2受容体はAMPA受容体のリン酸化状態を制御することによって、LTDが起きるか起きないかを決定するいわばマスター鍵として作用していることが判明しました。
この仕事は幸田講師・掛川講師のco-first author論文としてPNAS誌に掲載されました。プレスリリースはこちら。
posted on 02/20/2013 9:22 AM
posted on 01/06/2013 3:13 PM
posted on 01/06/2013 3:05 PM
当研究室で学位を取得し、引き続き東大岡部研にて学振特別研究員(SPD)をしていた石田綾博士(現在米国留学中)の論文がNeuron誌(2012年11月号)に掲載されました。東大岡部研・北大渡辺研との共同研究の成果です。
中枢神経系において、どのようにシナプスが形成されていくのかについては未だによくわかっていません。この研究では、生きた神経細胞を用いて経時的にイメージングすることにより、この問題を明らかにしました。小脳顆粒細胞とプルキンエ細胞間のシナプスでは、シナプス後部の構造(スパイン)が先に形成された後に、シナプス前部が形成されます。顆粒細胞から放出されるCbln1分子が、シナプス前部のNeurexinとシナプス後部のGluD2に結合することにより、シナプス前部から小さな突起の形成を誘導し、シナプス前部の構造(ボタン)を形成することが分かりました。
posted on 11/08/2012 11:53 AM
今期は”The Synapse” ed. by M. Sheng, B.L. Sabatini and T.C. Sudohof, Cold Spring Harbor Press, 2012を読みます。
シナプスの形態、機能、可塑性、病態と多岐にわたって、各分野の第一線の研究者が執筆した本です。神経科学の教科書を読んだ後のadvanced courseとして、興味のある方、多数の参加を期待しています。教室内外・大学内外・職位等を問いません。
10月30日より原則として毎週火曜日18時より当教室にて行います。(お問い合わせは幸田まで)
posted on 10/01/2012 4:37 PM
柚崎が平成24年度の時実利彦記念賞を受賞しました。授賞式は第35回日本神経科学大会にて行われました。
posted on 09/30/2012 6:23 PM
第35回日本神経科学大会にてシンポジウム「糖鎖による神経可塑性の制御 ― 糖鎖科学と神経科学の融合に向けて」を行いました。新学術研究「統合的神経機能の制御を標的とした糖鎖の作動原理解明」による共催です。(以下敬称略)座長を柚崎と名古屋大・門松が行い、シンポジストとして宮田真路( 神戸薬大・生化 / 神戸大院医 ・GCOE)、杉山清佳(新潟大院・医歯・神経発達)、Geoffrey T Swanson (Dept Mol Pharmacol and Biol Chem, Northwestern Univ), Radu Aricescu (University of Oxford), James Fawcett (University of Cambridge)を迎えました。
posted on 09/30/2012 4:55 PM
脳のはたらきについて、一般向けに書かれたThe brain bookの翻訳書が出版されました。順天堂大学の内山教授との共訳です。(養老孟司先生監訳)。イラストが一杯入っていますので、入門としてお勧めです。
posted on 08/31/2012 4:06 PM
ヨーロッパ科学技術協力機構(COST)の事業の一つである「脳の細胞外マトリクスとその病態」の第2回シンポジウムがFENSのサテライトイベントとしてスペインバルセロナにて7月12日-13日に行われました。柚崎は招待講演を行いました。
posted on 07/20/2012 2:48 PM
2012年4月26日にドイツRuhr大学におけるInternational Graduate School of Neuroscienceにおいて柚崎が招待講演を行いました。”MOLECULAR MECHANISMS OF SYNAPTIC PROCESSING, FUNCTION AND DYSFUNCTIONというテーマで、2日間にわたるシンポジウムです。大学院生が主導でオーガナイズされました。
posted on 05/21/2012 2:00 PM
2012年4月25日にデンマークCopenhagen大学におけるDRA symposium on Receptor Structure and Function において柚崎が招待講演を行いました。
posted on 05/21/2012 1:51 PM
このたび掛川講師が「グルタミン酸受容体による記憶学習制御の研究」に対して平成24年度文部科学大臣賞表彰若手科学者賞を受賞しました。おめでとうございます。
posted on 04/15/2012 3:43 PM
平成24年4月1日付けにて、金田准教授が佐久間康夫先生の後任として日本医科大学大学院医学研究科教授に栄転することになりました。おめでとうございます。3月19日にささやかなお祝いの会を行いました。
posted on 03/14/2012 7:56 PM
松田信爾講師、掛川渉講師の論文がNeuron誌(2012年1月号)に掲載されました。筑波大学金保研との密接な共同研究の成果で、金保研から慶應に来ていた鵜木君(大学院生)、松田・掛川講師の3人が第一著者です。
記憶・学習の基礎過程として長期抑圧現象(LTD)がこれまでに深く研究されてきました。神経細胞の活動が一定期間高まると、シナプス後膜に存在するAMPA型グルタミン酸受容体が細胞内に取り込まれること(エンドサイトーシス)が、LTDの実体であると考えられています。この研究では、AMPA受容体のエンドサイトーシスがシナプス後膜における脂質の合成によって制御されていることを初めて解明しました。
鵜木君はこの論文で学位を取得し、筑波大学にて「優秀論文賞」を受賞しました。
posted on 12/22/2011 9:59 PM
特任助教は、博士号取得者で、1)糖鎖科学、あるいは2)神経生物学(電気生理ないし細胞生物学)、のいずれかないし両方のバックグラウンドを持つもの。相談の上で独自のテーマを持ち自律的に研究を遂行していただきます。
特任研究員は、1)分子生物学および細胞培養等の基礎技術を習得しており、かつ2)マウスを扱ったことがあるもの。他の研究者の補助や研究室全般のマネージメントを補佐していただきます。ただし相談の上で独自のテーマを持って研究を遂行することも積極的に支援します。
当研究室での仕事を通して、神経科学研究の最前線に貢献するとともに自分のキャリアアップを目指したい、という意欲的でかつ責任感のある人を求めています。
→2012年1月に全て募集ポストは埋まりました。応募ありがとうございました。 🙂
posted on 10/22/2011 9:00 PM
2011年10月17日にイギリスOxford大学におけるOXION(Ion Channels and Disease Initiative) Seminarにおいて柚崎が招待講演を行いました。
posted on 10/21/2011 1:54 PM
第3回European Synapse Meetingが HungaryのBalaton湖畔で開催されました。ヨーロッパ全土および世界中から第一線の研究者を集め、若手研究者を交えて3日間泊まりがけで熱いDiscussionが行われました。日本からは柚崎、理研BSIの合田先生、名古屋大の久場先生が招待講演を行いました。
posted on 10/20/2011 7:24 PM
掛川講師が平成23年度の三四会奨励賞を受賞しました。
posted on 10/09/2011 9:45 PM
掛川講師の論文が細胞工学10月号HOT PRESSに「シナプス可塑性と運動学習を制御するD-セリン- δ2受容体シグナリング」として掲載されました。
posted on 10/06/2011 1:11 AM
第4回国際小脳学会が9月18日に日本(東京大学・山上会館)で行われました。世界および日本から著名な小脳研究者が集まり盛会でした。柚崎は”The ins and outs of GluD2 — Why and how Purkinje cells use the special glutamate receptor”という講演を行いました。
posted on 09/18/2011 12:16 PM
東京医科歯科大学MDタワーにて国際シンポジウム「中枢神経系におけるDアミノ酸」が2011年9月10日に開催されました。東京医科歯科大学脳統合機能研究センター(CBIR)が主催し、Harvard大学のJoseph Coyle教授の参加もあり盛会でした。柚崎も”The delta receptors as new physiological receptors for D-Ser”と題した講演を行いました。
posted on 09/10/2011 3:53 PM
科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(「さきがけ」)における「脳神経回路の形成・動作と制御」研究領域の平成23年度新規研究代表者として松田信爾講師が選出されました。「光による細胞内輸送とシナプス可塑性の制御」というテーマで5年間の研究が開始されます。
posted on 08/25/2011 3:25 PM
新学術領域「神経糖鎖生物学」が採択されました(http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1308745.htm)。2011年度から2015年度までの予定で、計画班の一員として、統合的神経機能の制御を標的とした糖鎖の作動原理解明を目指します。
2011年9月27日(火)14:00~17:00に名古屋大学ESホールにてkick-off meetingを行いました。
posted on 08/19/2011 11:22 AM
大阪バイオサイエンス研究所(OBI)のマンスリーセミナーにて講演「シナプス形成と機能的可塑性を制御する新しい分子群―C1q蛋白質とデルタ受容体」を柚崎が行いました。
posted on 07/19/2011 2:50 PM
Current Opinion in Neurobiologyの「Synaptic function and regulation特集号(2011年4月号)」に、新しいシナプス形成・維持因子Cbln1やその関連タンパク質であるC1ql1ファミリー分子に関する柚崎のReviewが掲載されました。研究室のこれまでの仕事を総括したものです。
posted on 06/26/2011 6:01 PM
京都廣川書店から、「トランスポートソームの世界―膜輸送研究の源流から未来へ」が出ました。チャネル・トランスポーターおよびその関連分子の研究の歴史から最近トピックまで網羅した本です。柚崎は第2章イオンチャネルのリガンド作動性チャネルの項を分担執筆しました。詳しくはこちら。
posted on 06/15/2011 5:27 PM
理研・脳科学研究所(RIKEN-BSI)のflagshipセミナーであるBSI-Seminar Series (BSS)にて柚崎が講演しました。6月9日-10日の2日間をかけて多くのBSIでの研究者と交流する機会を与えていただきました。
posted on 06/10/2011 2:31 PM
posted on 06/09/2011 10:54 PM
松田恵子助教の論文がEuropean Journal of Neuroscienceに掲載され、この号のFeatured Articleに選ばれました。Sudhof博士がコメント記事を書いてくれました。
私たちが既に報告した小脳における強力なシナプス形成・維持分子Cbln1の続報です。昨年のScience論文(2010)ではシナプス後部の受容体がGluD2であることを報告しましたが、本論文ではシナプス前部側の受容体がNeurexin(Nrx)であること、さらに小脳以外の脳部位(海馬や大脳皮質)でも似た分子(Cbln2やGluD1)が同様のシナプス形成作用をもつことを報告しています。Nrxは自閉症の原因遺伝子として知られ、その受容体としてNeuroliginやLRRTMなどが知られていますが、Nrx-Cbln1-GluD2は、これらの分子とは独立した分子機構によりシナプス形成を制御することが分かりました。
posted on 04/24/2011 11:12 AM
掛川助教に第二子の女の子の赤ちゃんが生まれました。撫菜(なずな)ちゃんです。おめでとう!!
posted on 04/19/2011 4:32 PM
掛川助教の論文がNature Neuroscience誌(4月4日オンライン版)に掲載されました。九州大学の浜瀬准教授らとの共同研究です。
記憶にはさまざまな種類があり、人のスポーツや楽器演奏活動などの運動技能に関連した記憶は、小脳の神経回路が関与します。しかし、小脳シナプスにおいて記憶を制御する分子機構については不明な点が多く、例えばどうして年齢とともに運動学習能力が低下するのかはよく分かっていません。
これまでに、マウスを使った研究で神経細胞が分泌するたんぱく質Cbln1がデルタ2型グルタミン酸受容体(デルタ2受容体)に結合することにより、小脳におけるシナプス形成を制御することを発見していました。今回、マウスの幼若期の小脳に豊富に存在するアミノ酸D-セリンがデルタ2受容体に結合することにより、シナプスでの運動記憶・学習を促進することを、実験で明らかにしました。実際にD-セリンがデルタ2受容体に結合できない遺伝子改変マウスを作製・解析したところ、幼若期での運動記憶・学習能が著しく低下していました。
D-セリンとデルタ2受容体との結合モデルは、人にもあてはめられると考えられています。この発見は、人の幼児期での運動記憶・学習過程を理解する上で有用な知見を与えるものです。また、デルタ2受容体は生涯を通じて発現しており、D-セリンの経路を制御することによって、将来、大人でも効率的に運動学習を促進させうる可能性があります。
読売新聞、日刊工業新聞、朝日こども新聞などに取り上げられました。
JSTのプレスリリースはこちら。
posted on 04/01/2011 8:54 AM
江見さんを第一著者とする論文がNeurochem Resにin pressとなりました。
小脳運動学習機能測定のための新しい急速瞬目条件づけプロトコルを開発した学位論文です。あと一報出る予定ですが、取りあえずおめでとう。
posted on 01/19/2011 8:59 AM
飯島くん(現在はUniv BaselのScheiffele研に留学中)と三浦さんの共著論文がEuropean Journal of Neuroscience誌に掲載されました。
http://www3.interscience.wiley.com/journal/123389540/abstract
脳におけるC1qlファミリー分子の発現と生化学的解析を行ったものです。Cbln1と似た構造を持つC1qファミリー分子はCbln1とは全く異なった脳部位に特異的に発現し、多量体として分泌されることがわかりました。これらの脳部位においてC1qlファミリー分子もシナプス機能に関与する可能性が示唆されます。
posted on 05/24/2010 9:01 AM
松田助教の論文がScience誌(4月16日号)に掲載されました。北海道大学の渡辺研、生理研の重本研との共同研究です。
Cbln1のシナプス後部側の受容体がデルタ2受容体(GluD2)であること、Cbln1-CluD2複合体がシナプス前部とシナプス後部の成熟を両方向性に制御していることを初めて発見しました。
この論文はScience STKEにてEditor’s Choiceに選ばれました。また共同通信系の新聞社や日経産業新聞に取り上げられました。JSTのプレスリリースはこちら。
posted on 04/16/2010 9:03 AM
大学院生の勝又くんの論文がAutophagy誌(IF:5.48)にAcceptになりました。「神経軸索におけるオートファゴゾームはダイニンによって活動依存性に逆行輸送される」という論文です。東京医科歯科大学の水島先生との共同研究です。
http://www.landesbioscience.com/journals/autophagy/article/11262/
さまざまな神経変性疾患や虚血脳において神経細胞軸索の腫大とオートファゴソームの蓄積が知られています。しかし軸索におけるオートファゴゾームの生理的意義やその動態についてはほとんど分かっていません。この論文ではライブイメージング技術を用いて、オートファゴゾームは軸索からダイニンモータによって細胞体に輸送されること、グルタミン酸刺激によって軸索におけるオートファゴゾームの数が増加することを初めて明らかにしました。
posted on 03/10/2010 9:07 PM
大学院生の勝又くんの論文がAutophagy誌(IF:5.48)にAcceptになりました。「神経軸索におけるオートファゴゾームはダイニンによって活動依存性に逆行輸送される」という論文です。東京医科歯科大学の水島先生との共同研究です。
http://www.landesbioscience.com/journals/autophagy/article/11262/
さまざまな神経変性疾患や虚血脳において神経細胞軸索の腫大とオートファゴソームの蓄積が知られています。しかし軸索におけるオートファゴゾームの生理的意義やその動態についてはほとんど分かっていません。この論文ではライブイメージング技術を用いて、オートファゴゾームは軸索からダイニンモータによって細胞体に輸送されること、グルタミン酸刺激によって軸索におけるオートファゴゾームの数が増加することを初めて明らかにしました。
posted on 03/10/2010 9:04 AM
posted on 02/16/2010 9:08 PM
西山助教の論文がJournal of NeuroscienceにAcceptになりました。「ラーチャーマウスにおける神経変性の再評価:持続したイオン流入はオートファジーによる細胞死ではなく、オートファジーを伴った細胞死を引き起こす」という論文です。東京医科歯科大学の水島先生との共同研究です。
http://www.jneurosci.org/cgi/content/abstract/30/6/2177
グルタミン酸受容体が過剰興奮することにより神経細胞死が引き起こされる現象が、「興奮性細胞死」として知られています。ラーチャーマウスは、δ2型グルタミン酸受容体の点変異により、小脳プルキンエ細胞が変性して小脳失調を起こす突然変異マウスであり、古くから興奮性細胞死のモデルとして用いられてきました。ラーチャーマウスでは、プルキンエ細胞が自分自身を貪食する「オートファジー」の高進によって細胞が死ぬのか、その他の原因によって死ぬのかが長らく不明でした。この論文では、オートファジーは細胞死に随伴する現象であり、原因ではないことを初めて明らかにしました。
posted on 12/24/2009 9:09 PM
柚崎が平成21年度 戦略的創造研究推進事業(CREST)における研究領域:「脳神経回路の形成・動作原理の解明と制御技術の創出」に新規採択研究代表者に選ばれました。
「成熟脳におけるシナプス形成機構の解明と制御」というテーマで、北海道大学渡辺研究室、新潟大学崎村健司研究室とともに5年間取り組みます。詳しくは
http://www.jst.go.jp/pr/info/info670/index.html
posted on 10/01/2009 9:10 PM
掛川助教の論文がJournal of NeuroscienceにAcceptとなりました。「δ2受容体の最N末端領域はin vivoにおいて小脳平行線維シナプスを急速に誘導する」というタイトルで、北大の宮崎・渡辺先生との共同研究です。「This Week in The Journal」として今週の注目論文に取り上げられました。
昨年の論文(J. Neurosci. 28:1460-1468, 2008)で、デルタ2受容体は細胞内ドメイン(C末端)経由のシグナル伝達系によりLTDを制御し、それとは別に細胞外ドメイン(N末端)を介して形態的シナプス形成を制御することを提唱していました。この論文では実際にデルタ2受容体をウイルスベクターを使って成熟動物の小脳に発現させるとわずか1日後にシナプス形成が誘導されることを発見しました。この作用にはN末端ドメインが必要かつ十分であることも分かりました。
posted on 03/29/2009 9:11 PM
飯島助教の論文がJournal of NeuroscienceにAcceptとなりました。「Cbln1は神経活動により発現抑制される―発達期および成熟期におけるホメオスタティックな制御」というタイトルです。
私たちは、新しい分泌性因子Cbln1が小脳顆粒細胞とプルキンエ細胞間のシナプス形成と維持に必須であることをこれまでに報告しています。この論文では、顆粒細胞の神経活動が持続的に亢進するとCbln1発現が低下し、結果としてシナプスが外れることを発見しました。このような機構により、過興奮を防ぎホメオスタシスを保ったり、運動学習と関連してシナプス修飾を行ったりする可能性が示唆されます。
posted on 03/26/2009 1:02 AM
柚崎のInvited reviewがNeuroscience誌の小脳特集号にin pressとなりました。「デルタ2受容体とCbln1―古くて新しい2つの分子によるシナプス形態と可塑性の制御機構」というタイトルです。
柚崎の総説が単行本「Handbook of Neurochemistry & Molecular Neurobiology」にin pressとなりました。「グルタミン酸受容体―NMDA受容体とデルタ受容体」というタイトルです。
posted on 01/07/2009 1:01 AM
松田(恵)助教・近藤訪問研究員共著の論文がEuropean Journal of NeuroscienceにAcceptになりました。
また松田(恵)助教と北大三浦、渡辺先生との共同研究もEuropean Journal of NeuroscienceにAcceptになりました。
この2つの論文では新しい分泌性シナプス形成因子Cbln1が、小脳顆粒細胞とプルキンエ細胞間のシナプス後膜に特異的に結合することを初めて明らかにしたものです。つまり特異的受容体がこの部位に存在することを明確に示唆しています。
全く異なる手法を用いたにも関わらず、共通の結論にたどり着いたところが面白いところです。
posted on 12/28/2008 1:00 AM
大学院生の石田が来年度からの学術振興会特別研究員-SPDに内定しました。おめでとう!
posted on 12/25/2008 12:59 AM
松田助教の論文がAutophagy誌にAcceptになりました。これは、Neuron論文に対するAddendumとしてのinvited paperです。
posted on 07/03/2008 12:59 AM
松田助教が、平成20年度の日本神経科学学会奨励賞を受賞しました。おめでとう!
posted on 06/04/2008 12:58 AM
大学院生の石田さんの論文がJournal of NeuroscienceにAcceptになりました。おめでとう。今週の注目論文として巻頭のTWIJページに取り上げられました。
これまでに色々なシナプス形成因子が知られていますが、個体脳(in vivo)において活性が確認されたものや、成熟後の脳において作用が確認されたものはほとんどありません。私たちはCbln1という神経細胞によって分泌される分子を成熟マウスの小脳に投与すると、2日以内に新たなシナプスが形成され、小脳失調マウスの運動障害が寛解することを発見しました。しかしその効果は一時的であることから、Cbln1が持続して存在することが正常なシナプスの維持に必要であることがわかりました。
Cbln1やそのファミリー分子は小脳以外の脳部位にも発現しているので、Cbln1を介する信号伝達系を解明することにより、成熟脳におけるシナプスの形成と維持をより深く理解でき、その結果、運動障害や記憶障害などの病態の解明に繋がることが期待されます。
posted on 04/28/2008 12:57 AM
大学院生の仲神君の論文がKeio Journal of MedicineにAcceptになりました。おめでとう。
小脳運動学習は、小脳顆粒細胞ープルキンエ細胞シナプス伝達の長期抑圧現象(LTD)によって担われていると考えられています。LTDにはプロテインキナーゼCやデルタ2型グルタミン酸受容体が必要であることが分かっていますが、その詳しい分子メカニズムは不明です。この論文ではデルタ2受容体そのものがのプロテインキナーゼCで直接リン酸化されることがLTDに関与するのではないことを初めて明らかにしました。
posted on 04/12/2008 12:57 AM
掛川助教が平成19年度日本生理学会奨励賞を受賞しました。おめでとう!
posted on 03/28/2008 12:56 AM
大学院生の石田さんに元気な女の子の赤ちゃん(3265g; Apgar 9-10-10)が生まれました。千枝ちゃんです。おめでとう!
posted on 02/26/2008 12:55 AM
松田助教の論文がNeuronにAcceptになりました。おめでとう。
AMPA型グルタミン酸受容体は我々の脳において速い神経伝達を司り、記憶学習過程を制御しています。AMPA受容体は通常はシナプス後部(樹状突起)に輸送され、シナプス前部(軸索)には行きません。この「極性輸送」の機構は長らく謎でしたが、私たちは、膜タンパク質の小胞輸送を制御するアダプタータンパク質のうちAP-4が、この極性輸送を担うことを初めて明らかにしました。さらに、軸索に誤輸送されたAMPA受容体は軸索内部でオートファゴゾームにより捕捉され分解されることから、AP-4はオートファジー活性にも関与していることが示唆されました。
この仕事は北海道大学三浦・渡辺先生との共同研究の成果です。
posted on 02/08/2008 12:55 AM
掛川助教に第一子の女の子の赤ちゃんが生まれました。せりちゃんです。おめでとう!!
posted on 02/08/2008 12:54 AM
掛川助教の論文がJournal of NeuroscienceにAcceptになりました。
デルタ2受容体は、小脳においてシナプス形成に必須であり、同時に運動学習の基礎過程とされるシナプス可塑性現象(長期抑制:LTD)を制御します。すなわち、デルタ2受容体は機能的シナプス可塑性と形態的シナプス可塑性を制御するユニークな分子です。これまでの私たちの研究室の仕事により、デルタ2受容体は、イオンチャネル型グルタミン酸受容体ファミリーに属しているものの、グルタミン酸に結合せず、かつイオンチャネルとして機能していないことを報告してきました。
本研究ではデルタ2受容体の細胞内部位(C末端)が、LTDや運動学習(瞬目条件づけ)などの機能的シナプス可塑性機能に必須であること、一方で、形態的なシナプス形成にはC末端は必須でないことを初めて明らかにしました。すなわち、デルタ2受容体は、C末端を介して機能的シナプス可塑性を制御し、他の部位、おそらく細胞外ドメイン(N末端)を介して形態的シナプス形成に関与し、それぞれ別々のシグナル伝達系を駆動するものと考えられます。
posted on 12/20/2007 12:54 AM
大学院生の西山君の論文がAutophagy誌にAcceptになりました。おめでとう。
神経細胞死とオートファジーとの関係は注目されています。例えば、ラーチャー変異マウスにおいて、デルタ2受容体が常時活性化すると、プルキンエ細胞においてオートファジーの亢進とともに神経変性が見られます。当研究室ではこの分子機構について研究を進めています。
本研究では、オートファジー経路に必須であるAtg5遺伝子をプルキンエ細胞特異的に欠損させたマウスを作成・検討しました。面白いことにプルキンエ細胞の変性に先立って、軸索の腫大が見られ、腫大部に細胞内膜構造が蓄積する像が観察されました。神経細胞におけるオートファゴゾームの起源と役割を考える上で重要な所見と考えられます。(北大渡辺研・医科歯科水島研との共同研究です。)
posted on 09/05/2007 12:53 AM
掛川助教の論文がJournal of Physiology (London)にAcceptになりました。おめでとう。
デルタ2受容体は、イオンチャネル型グルタミン酸受容体ファミリーに属しているものの、未だにイオンチャネルとして機能しているのかどうか不明です。この論文では、チャネルドメインを変異させた「チャネルdead」デルタ2受容体を、デルタ2受容体nullミュータントマウスに発現させることにより、この問題にチャレンジしました。
驚くべき事に、「チャネルdead」デルタ2受容体は、正常デルタ2受容体と同様に、小脳LTD障害を回復させることから、デルタ2受容体はイオンチャネルとして機能していないことが初めて明らかになりました。
posted on 08/13/2007 12:52 AM
幸田講師の論文がEur J NeurosciにPublishされ、表紙を飾りました。おめでとう。
デルタ2受容体は小脳において運動学習の基礎過程とされる長期抑制(LTD)を制御する分子ですが、これまでどのように機能するのか不明でした。この論文では、デルタ2受容体を欠損した小脳に、ウイルスベクターを用いてデルタ2受容体を導入することにより、LTDを回復させることに成功しました。
面白い事に、デルタ2受容体の細胞内ドメインのC末端を欠損させると、デルタ2受容体のLTD誘発機能が失われることが判明しました。この結果、デルタ2受容体は、イオンチャネル型グルタミン酸受容体というよりも、細胞内ドメインを介して信号を伝達する代謝型受容体として機能することが示唆されました。
posted on 04/06/2007 12:52 AM
飯島助手の結婚のお祝いをアリスガーデンにて行いました。お幸せに!!
posted on 03/28/2007 12:51 AM
理研BSI古市研との共同研究がJournal of Neuroscience誌にAcceptになりました。掛川助教は小脳のLobule別の平行線維ープルキンエ細胞神経伝達について電気生理学的に解析しました。
posted on 03/03/2007 12:50 AM
掛川助手の論文がJ Physiol (London)にin pressになりました。おめでとう。
この論文は、L7プロモータによって、プルキンエ細胞に特異的にデルタ2受容体を発現するトランスジェニックマウスとデルタ2受容体nullミュータントマウスを交配させることにより、nullミュータントマウスの各種表現型の回復度合いを電気生理学と形態学的に検討したものです。
驚くべき事に、正常デルタ2受容体のみでなく、チャネルポアにおいてCa透過性を決定するQ/Rサイトを変異させたデルタ2受容体も、ほとんどの表現型を回復させることが分かりました。このことより、デルタ2受容体はアミノ酸配列からはCaイオン透過型のチャネルポアを形成すると予想されたもののCaチャネルととしては機能していないことが明確になりました。
posted on 01/15/2007 12:49 AM
飯島特別研究助手のCblnファミリー分子の機能に関する仕事が、Eur J Neurosciにin pressに。おめでとう。
posted on 12/15/2006 12:48 AM
医学部学生の亀山君の自主学習発表が優秀賞を受賞しました。おめでとう。河野さん本郷君の研究報告もとても素晴らしいものでした。
posted on 12/15/2006 12:47 AM
デルタ受容体に関する柚崎のReviewがThe Humana Pressの新単行本「The Glutamate Receptors」にin pressに。
posted on 12/07/2006 12:46 AM
大学院博士課程2年生石田さんの本教室での初論文がEur J NeurosciにAcceptとなる。小脳LTD発現におけるMAPKの関与に関する系統的な仕事で、p38MAPKが関与する海馬LTDとは異なって、小脳LTDではp42/44MAPKが関与しすること、その作用点は従来考えられていたmGluR1ではないことを示した論文。おめでとう。
posted on 07/17/2006 12:44 AM
掛川助手が平成18年度日本神経科学学会奨励賞受賞。おめでとう!
posted on 07/17/2006 12:43 AM
松田(恵子)助手が、産休より復帰。この間に新しいdelphilinアイソフォーム(N末端に新しいPDZドメインを余分に持つ)に関する論文がJ Biol ChemにAcceptとなる。おめでとう。
posted on 07/17/2006 12:42 AM
5月26日 掛川助手結婚のお祝い会(および第2回ボーリング大会)。お幸せに!
posted on 05/26/2006 9:50 PM
米国セントジュード小児研究病院時代に柚崎研にて一緒に仕事をしていた、平井さんが金沢大革新脳科学プロジェクト研究領域助教授から群馬大学神経生理学教室教授に栄転。おめでとうございました。5月19日にお祝い会をしました。
posted on 05/15/2006 9:47 PM
特別研究員の垣矢さんが新潟大学医学部修士課程に進学。健闘と成功を祈って3月23日に壮行会。
替って4月より新しく鳴海栄さんが、特別研究員としてラボに参加。
慶應大学麻酔科より博士課程1年の勝又澄くんがラボに参加。
慶應大学修士課程1年に里見志朗くんが参加。
posted on 04/06/2006 9:48 PM
PNAS誌に、掛川助手の小脳LTPに関する仕事がAcceptに。おめでとう。
飯島特別研究助手のRNA結合タンパクHzfに関する論文がPNAS誌にAcceptに。ご苦労様でした。
posted on 09/25/2005 9:45 PM
Nature Neuroscience誌にCerebellinの仕事が受理される。11月号に掲載。セントジュード小児研究病院のJim Morgan研、北大の渡辺研との共同研究。筆頭著者の平井さんは現在金沢大革新脳科学プロジェクト研究領域助教授。皆様、ご苦労さまでした。
posted on 09/25/2005 9:45 PM
9月25日に大学院生の石田(旧姓:伊藤)綾さんの結婚式。お幸せに!
posted on 09/25/2005 9:44 PM
Eur J Neurosci誌に近藤さん(訪問研究員)の論文掲載。デルタ2受容体のリン酸化部位に関する仕事ですが、セントジュード小児研究病院のラボに近藤さんが留学していたときに得ていたデータがやっと日の目をみました。 おめでとう。
posted on 08/09/2005 9:41 PM
6月13日に第一回ボーリング大会。柚崎杯は掛川助手の手に。
posted on 06/13/2005 9:43 PM
posted on 06/11/2005 9:40 PM
JBCに松田(信)助手の論文が載りました。AMPA受容体の会合と立体構造に関する論文です。 おめでとう。
Transgenic Researchに柚崎のInvited reviewが載りました。デルタ2受容体のトランスジェニックレスキューマウス(EMBO R, 2005)に書けなかったデータを含むレビューです。
posted on 05/25/2005 9:40 PM
4月より博士課程の石田綾さん、修士課程の江見恭一さん、亀川雄一さんが新たにラボに参加することになりました。
昨年から研究に参加していた医学部4年の田川義晃くんに加えて、医学部3年の亀山直史くん、河野まや さん、本郷周くんもラボに入ることになりました。
4月26日に新人歓迎会を行いました。
posted on 04/27/2005 9:38 PM
デルタ2受容体が、他のグルタミン酸受容体と異なり、細胞外のリガンド結合コンセンサス部位をおそらく使っていないことを明らかにした論文がEMBO ReportsにAcceptになりました。
posted on 12/25/2004 9:39 PM
特別研究員の垣矢さんと、訪問研究員の近藤さんをメンバーリストに更新しました。
posted on 12/10/2004 9:36 PM
修士課程の東君が卒業・就職となりました。おめでとう。壮行会はもんじゃ焼きで盛り上がりました(?)。
新しく修士課程に小川君が入学しました。また、東大精神科より博士課程1年の西山君と仲神君がラボに参加することになりました。
posted on 04/25/2004 9:21 PM
松田(信)助手の デルタ2受容体の細胞内ソーティングに関する論文がEuropean Journal of Neuroscienceに出版されました。
posted on 04/15/2004 9:37 PM
COE特別研究助教として飯島君が新たにラボに参加することになりました。
4月1日より米国セントジュード小児研究病院 から帰国し、学術振興会研究員であった掛川君が助手に就任となりました。
posted on 04/15/2004 9:20 PM
米国の研究室からの引越し荷物が太平洋を越えて2月16日についに慶應に到着しました。引越しご苦労さまでした。マウスも120匹ほど無事に到着。
posted on 02/16/2004 9:19 PM
NR3Bサブユニットに関する松田(恵)助手の論文がJournal of NeuroscienceにAcceptになりました。
posted on 10/01/2003 9:18 PM
8月末にて平沢助手、9月末にて恒成助手が海外留学に伴い、退職となりました。代わって9月1日 から東京大学より幸田専任講師と本橋共同研究員が、10月1日から米国セントジュード小児研究病院より松田(信)助手と松田(恵)助手が赴任となりました。
posted on 09/27/2003 9:17 PM
定年退職された金子章道教授の後任として米国セントジュード小児研究病院発達神経生物部門より柚崎が赴任。2004年2月までは同研究所と兼任。新教室体制が始まる。
posted on 04/01/2003 12:36 AM