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Welcome to Yuzaki Lab
    慶應義塾大学医学部柚崎研(神経生理学)では「神経活動や環境の変化が、どのようにして記憶・学習を引き起こし、どのように神経回路網そのものを変化させるのか」というテーマに沿って研究を行っています。詳しくはこちら
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投稿者の記事一覧

The US-Japan脳科学協力事業シンポジウム参加

2013年7月18日-20日に米国シアトルにて行われたThe US-Japan Brain Research Collaborative Programが行われました。今回のテーマは“Current Trends and Future Directions of Synaptic Plasticity Research”です。当教室からは柚崎のinvited talkに加えて特任助教の鈴木君、大学院生の大塚君がポスター発表を行いました。

posted on 07/22/2013 4:15 PM

飯島くんが日本神経化学会奨励賞を受賞

当研究室出身(助教→スイス留学中)の飯島崇利博士が、2013年度の日本神経化学会奨励賞を受賞しました。おめでとうございます!神経科学学会の石田さんと合わせてダブル受賞です。

posted on 06/23/2013 12:00 PM

Gordon会議(興奮性シナプスと脳機能)にて講演

grcphoto_2013_excitsynap2013年6月9日から14日までスイス・Les Diableretsにて行われたGordon会議(興奮性シナプスと脳機能)にて柚崎がinvited talkを行いました。興奮性シナプスの前部および後部における制御機構や構造、そして記憶・学習にともなう機能的・形態的可塑性や病態についてさまざまなアプローチから熱い議論が行われました。

posted on 06/15/2013 4:13 PM

人事異動

幸田講師(専任)が准教授に昇進しました  😀  また、鈴木邦道くん(助教(特任))、Timotheus Budisantosoくんが研究室に参加しました。

posted on 05/01/2013 9:15 AM

石田さんが日本神経科学学会奨励賞を受賞

当研究室で学位を取得した石田綾博士(現在米国留学中)が、2013年度の日本神経科学学会奨励賞を受賞しました。おめでとうございます!

posted on 04/30/2013 6:52 PM

柚崎が文部科学大臣表彰(科学技術賞)を受賞

monkasho柚崎が文部科学省より、平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞しました。写真は同時に受賞となった富山大学の井ノ口馨先生、生理学研究所の伊佐正先生グループ(京都大学・渡邉 大先生、福島県立医大・小林和人先生)、若手科学賞受賞の大阪大学・栁澤先生との記念写真です。詳細はこちら

posted on 04/28/2013 7:00 PM

柚崎 4/8/2013

Condon KH, Ho J, Robinson CG, Hanus C, Ehlers MD.
The Angelman Syndrome Protein Ube3a/E6AP Is Required for Golgi Acidification and Surface Protein
Sialylation.
J Neurosci. 2013 Feb 27;33(9):3799-814.

posted on 04/07/2013 7:34 PM

To LTD or not to LTD?―長期抑圧の誘導性を決めるマスター鍵

Cover神経細胞間の情報のやりとりはシナプスで行われます。シナプスの伝達効率の長期的抑圧(LTD)は、脳における記憶・学習の基礎過程です。小脳においては、学習により小脳顆粒細胞―プルキンエ細胞間のシナプス伝達にLTD)が起きることが運動に関与する記憶(巧緻性やタイミングなど)に必須の役割を果たします。LTDは一般にシナプス後部の神経細胞において、グルタミン酸を受け取るAMPA型グルタミン酸受容体の数の低下によって起こります。小脳LTDの特徴は、これに加えてプルキンエ細胞に特異的に存在するデルタ2型グルタミン酸受容体を必要とすることです。この原因やメカニズムは謎のまま長年残されていました。本論文ではついにこの謎を解くことに成功しました。デルタ2受容体はAMPA受容体のリン酸化状態を制御することによって、LTDが起きるか起きないかを決定するいわばマスター鍵として作用していることが判明しました。

この仕事は幸田講師・掛川講師のco-first author論文としてPNAS誌に掲載されました。プレスリリースはこちら

posted on 02/20/2013 9:22 AM

石田さんの論文がDev Cellで紹介

2012年11月にNeuron誌に発表した石田綾博士(現在米国留学中)の論文がDevelopmental Cell誌において注目すべき論文としてPreviewにて紹介されました。

紹介Previewはこちら→Choreographing the axo-dendritic dance. Dev Cell 23:923-924,2012.

posted on 01/06/2013 3:13 PM

松田さんの論文がEJN most cited papersに選出

松田さんがEuropean Journal of Neuroscience (EJN)誌に2011年に発表した論文「Cblnファミリー分子はさまざまな脳部位において特定のNeurexinとともにシナプス形成を制御する」がEJN most cited papers in 2011-12に選出されました。

原著論文はこちら→Matsuda K, Yuzaki M. Cbln family proteins promote synapse formation by regulating distinct neurexin signaling pathways in various brain regions. Eur J Neurosci 33:1447-1461,2011

posted on 01/06/2013 3:05 PM

石田さんの論文がNeuron誌に掲載

当研究室で学位を取得し、引き続き東大岡部研にて学振特別研究員(SPD)をしていた石田綾博士(現在米国留学中)の論文がNeuron誌(2012年11月号)に掲載されました。東大岡部研・北大渡辺研との共同研究の成果です。

中枢神経系において、どのようにシナプスが形成されていくのかについては未だによくわかっていません。この研究では、生きた神経細胞を用いて経時的にイメージングすることにより、この問題を明らかにしました。小脳顆粒細胞とプルキンエ細胞間のシナプスでは、シナプス後部の構造(スパイン)が先に形成された後に、シナプス前部が形成されます。顆粒細胞から放出されるCbln1分子が、シナプス前部のNeurexinとシナプス後部のGluD2に結合することにより、シナプス前部から小さな突起の形成を誘導し、シナプス前部の構造(ボタン)を形成することが分かりました。

posted on 11/08/2012 11:53 AM

輪読会のお知らせ

今期は”The Synapse”  ed. by M. Sheng, B.L. Sabatini and T.C. Sudohof, Cold Spring Harbor Press, 2012を読みます。

シナプスの形態、機能、可塑性、病態と多岐にわたって、各分野の第一線の研究者が執筆した本です。神経科学の教科書を読んだ後のadvanced courseとして、興味のある方、多数の参加を期待しています。教室内外・大学内外・職位等を問いません。

10月30日より原則として毎週火曜日18時より当教室にて行います。(お問い合わせは幸田まで)

posted on 10/01/2012 4:37 PM