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Welcome to Yuzaki Lab
  • 柚﨑研は慶應義塾大学 ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(WPI-Bio2Q)に移動しました
  • 中枢神経系・末梢神経系・自律神経系・腸管神経系でのシナプス形成機構に焦点をあて、神経系と多臓器の連関機構やその破綻による病態の解明と治療法の開発を目指します
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大学院生の石田さんの論文がJ NeuroscienceにAccept

大学院生の石田さんの論文がJournal of NeuroscienceにAcceptになりました。おめでとう。今週の注目論文として巻頭のTWIJページに取り上げられました。

これまでに色々なシナプス形成因子が知られていますが、個体脳(in vivo)において活性が確認されたものや、成熟後の脳において作用が確認されたものはほとんどありません。私たちはCbln1という神経細胞によって分泌される分子を成熟マウスの小脳に投与すると、2日以内に新たなシナプスが形成され、小脳失調マウスの運動障害が寛解することを発見しました。しかしその効果は一時的であることから、Cbln1が持続して存在することが正常なシナプスの維持に必要であることがわかりました。

Cbln1やそのファミリー分子は小脳以外の脳部位にも発現しているので、Cbln1を介する信号伝達系を解明することにより、成熟脳におけるシナプスの形成と維持をより深く理解でき、その結果、運動障害や記憶障害などの病態の解明に繋がることが期待されます。

04/28/2008 12:57 AM | What's New