松田助教の論文がNeuronにAccept!
松田助教の論文がNeuronにAcceptになりました。おめでとう。
AMPA型グルタミン酸受容体は我々の脳において速い神経伝達を司り、記憶学習過程を制御しています。AMPA受容体は通常はシナプス後部(樹状突起)に輸送され、シナプス前部(軸索)には行きません。この「極性輸送」の機構は長らく謎でしたが、私たちは、膜タンパク質の小胞輸送を制御するアダプタータンパク質のうちAP-4が、この極性輸送を担うことを初めて明らかにしました。さらに、軸索に誤輸送されたAMPA受容体は軸索内部でオートファゴゾームにより捕捉され分解されることから、AP-4はオートファジー活性にも関与していることが示唆されました。
この仕事は北海道大学三浦・渡辺先生との共同研究の成果です。
02/08/2008 12:55 AM | What's New