Neuron誌に小脳運動学習とLTDについての論文が出ました
神経活動依存的に起きるシナプス後部でのAMPA受容体のエンドサイトーシスが、長期抑圧(LTD)の実体と考えられています。しかし個体レベルの記憶・学習が、果たしてシナプスレベルのLTDと因果関係があるのかどうかは十分にわかっていませんでした。このNeuron論文では、光照射によってLTDを制御できる新しい光遺伝学的ツールPhotonSABERを用いることにより、小脳平行線維ープルキンエ細胞間シナプスでのLTDこそが、眼球運動学習に必須であることを直接示すことに成功しました。掛川准教授、松田准教授(電通大)を中心として、加藤准教授(東海大)・深澤教授(福井大)・幸田教授(聖マリ医大)との共同研究の成果です。
本研究内容を紹介したVideo AbstractがNeuron誌に出ました。YouTubeはこちら→。
08/17/2018 12:53 PM | What's New