カイニン酸受容体はシナプス形成分子として働く
カイニン酸型グルタミン酸受容体(KAR)のシナプス形成機能についての論文がonlineとなりました。KARは、イオノトロピック作用やメタボトロピック作用を通じて、様々な精神神経疾患や神経疾患に関与しています。しかし、AMPA型やNMDA型グルタミン酸受容体と比較すると、KARの生物学的な性質は多くの点で未解明なままです。本研究では、KARが、イオンチャネルやメタボトロピック作用とは全く別に、シナプスそのものを作るシナプスオーガナイザーとして働くことを明らかにしました。スペインのJuan Lerma研との共同研究で、掛川准教授とAna Paternainが第一著者です。プレスリリースはこちら。
07/10/2024 9:40 AM | What's New