石田講師の論文がJ Neurosciに掲載されました
Rett症候群はMeCP2といういメチル化DNAに結合する核タンパク質の欠失や量の低下で起き、高率に自閉スペクトラム症を伴います。一方、MeCP2タンパク質の量が増加しても精神発達障害が起きることが知られています。しかし、MeCP2の量の多寡がいったいどのようにして精神発達障害をきたすのはこれまでよくわかっていませんでした。本研究ではMeCP2の量が神経細胞におけるクロマチンの三次元構造を制御することによって、さまざまな遺伝子発現を変化させる可能性をマウスモデルを用いて明確に示しました。この研究は石田講師が留学中にZogbhi研で行った研究を、帰国後にさらにまとめてこの度J Neurosci誌に論文化しました。
10/16/2020 8:52 PM | What's New