Translation

Welcome to Yuzaki Lab
    慶應義塾大学医学部柚崎研(神経生理学)では「神経活動や環境の変化が、どのようにして記憶・学習を引き起こし、どのように神経回路網そのものを変化させるのか」というテーマに沿って研究を行っています。詳しくはこちら
Past News
Journal Club
Recruiting!
意欲あふれる方の参加を待っています。これからの基礎科学を担う若手研究者を積極的に育てていきます。
   医学部修士過程はこちら
   医学部博士課程はこちら
   連絡先はこちら

幸田講師の論文がEur J Neurosciの表紙に

幸田講師の論文がEur J NeurosciにPublishされ、表紙を飾りました。おめでとう。

デルタ2受容体は小脳において運動学習の基礎過程とされる長期抑制(LTD)を制御する分子ですが、これまでどのように機能するのか不明でした。この論文では、デルタ2受容体を欠損した小脳に、ウイルスベクターを用いてデルタ2受容体を導入することにより、LTDを回復させることに成功しました。

面白い事に、デルタ2受容体の細胞内ドメインのC末端を欠損させると、デルタ2受容体のLTD誘発機能が失われることが判明しました。この結果、デルタ2受容体は、イオンチャネル型グルタミン酸受容体というよりも、細胞内ドメインを介して信号を伝達する代謝型受容体として機能することが示唆されました。

04/06/2007 12:52 AM | What's New