幸田講師の論文がEur J Neurosciの表紙に
幸田講師の論文がEur J NeurosciにPublishされ、表紙を飾りました。おめでとう。
デルタ2受容体は小脳において運動学習の基礎過程とされる長期抑制(LTD)を制御する分子ですが、これまでどのように機能するのか不明でした。この論文では、デルタ2受容体を欠損した小脳に、ウイルスベクターを用いてデルタ2受容体を導入することにより、LTDを回復させることに成功しました。
面白い事に、デルタ2受容体の細胞内ドメインのC末端を欠損させると、デルタ2受容体のLTD誘発機能が失われることが判明しました。この結果、デルタ2受容体は、イオンチャネル型グルタミン酸受容体というよりも、細胞内ドメインを介して信号を伝達する代謝型受容体として機能することが示唆されました。
04/06/2007 12:52 AM | What's New